RALLIART

2002年6月10日
株式会社ラリーアート


2002年英国ラリー選手権 第3戦
スコティッシュラリー2002
「チーム三菱ラリーアート」田口勝彦
首位走行するもリタイアを喫す


一時は首位を走った田口勝彦の駆る
三菱ランサーエボリューション グループA仕様

 6月8日(土)〜9日(日)にかけて開催された2002年英国ラリー権第3戦スコティッシュラリー2002に「チーム三菱ラリーアート」より三菱ランサーエボリューション・グループA仕様で参戦した田口勝彦/デレック・リンガー組は8日(土)の第1レグで総合首位を走行中のSS6で転倒。リタイアに終わった。
総合優勝は田口と首位を争ったジョニー・ミルナー(英国、トヨタ・カローラ)。


チーム三菱ラリーアート
三菱ランサーエボリューション
グループA仕様
田口勝彦/D・リンガー

 田口の英国権参戦2戦目の舞台となる同大会はスコットランド南西部のダンフリーズ近郊の丘陵〜森林地帯に設定されたグラベル(未舗装)コース。ツイスティな上に荒れた路面はところどころ崩れており気が抜けない。当日はどんよりと暗く、時に霧雨の降る英国特有の天候だったが、ほぼドライコンディション。参加者は区間によっては埃に悩まされた。
三菱ランサーエボリューション・グループA仕様を駆る田口は権初参加の前戦ラリー・オブ・ウェールズで総合7位完走を果たし、今大会でも現地の注目を集めた。その期待にたがわずラリー序盤から目覚しい速さを見せると、初日のSS1でいきなり2番手タイムを記録。SS3では初のトップタイムを叩き出し、99年アジア・パシフィックラリー権チャンピオンの実力をアピールする。続くSS4は29.29kmのロング区間だったが、ここでもトップに0.2秒差の2番手につけ、総合順位でも2位に浮上。そして、SS5で2度目のトップを取ると地元の強豪勢を相手に堂々総合首位に立った。
好調の波に乗る田口だったが、続く14.41kmのSS6で10kmほど入った地点のコーナーにオーバースピードで進入したところ、崩れた路面に足をとられて転倒。クルーに怪我はなかったが、コース復帰はならず、惜しくもその場で戦列を去ることとなった。
「今回はまだ2戦目ですが初めて英国でラリーをリードすることが出来、良い経験になりました。結果は残念ですが、自分たちのペースが掴めたのも大きな収穫だと思います。次戦のジム・クラーク・メモリアルラリーはターマック(舗装路)イベントで、グラベルとは異なる技術が必要です。自分がどこまで行けるのか、今からとても楽しみにしています」と田口。多くのWRCドライバーを輩出している英国最高峰の同シリーズ戦で首位争いに加わったことは自信にもつながったようだ。「カツの速さもアピールできた。リタイアはしたが、我々の参戦目的は将来のために経験を積むことだ」と、ナビのリンガーも今大会での収穫の大きさを強調していた。
田口が出場を予定する英国ラリー権第4戦ジム・クラーク・メモリアルラリーは、7月12日(金)〜14日(日)にかけてスコットランドのエジンバラ近郊で開催される。

 

■英国ラリー選手権第3戦 最終総合成績(暫定)■
順位
ドライバー/コ・ドライバー
Nat.
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
Gr.
1 J・ミルナー GB トヨタ・カローラ 1時間50分37秒6 A
2 M・ドッド GB スバル・インプレッサWRC 3分15秒2 A
3 D・ヒギンズ GB スバル・インプレッサ 6分25秒9 N
4 J・アームストロング GB スバル・インプレッサ 9分01秒4 N
5 K・ミーク GB フォード・ピューマ 9分22秒3 S16
6 R・ウッドサイド GB スバル・インプレッサWRC 9分52秒2 A
7 R・ギャリガン IRL プジョー206 10分19秒3 S16
8 O・スベドルンド S 三菱ランサーエボリューション 12分07秒3 N
9 A・ギンレイ GB 三菱ランサーエボリューション 12分22秒8 N
10 L・ペスティッチオ GB 三菱ランサーエボリューション 14分57秒2 N
2位以下のタイムはトップとの差
Nationality;
GB=イギリス/IRL=アイルランド/S=スウェーデン


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