国際格式ラリー「第20回V-RALLYインターナショナル日本アルペンラリー」が10月18〜20日に長野県北佐久郡の軽井沢プリンスホテルを拠点に、第1レグが群馬県南西部および埼玉県北部、第2レグが群馬県北部で開催された。同大会は昨年、日本初のインターナショナルラリーとして行われたもので、一般交通を遮断した舗装路に競技区間を設定したオールターマックイベント。1999年アジア・パシフィックラリー選手権チャンピオンの田口勝彦選手(チーム三菱ラリーアート/三菱ランサーエボリューション・グループA仕様)と、地元群馬県出身で世界ラリー選手権(WRC)にも出場している新井敏弘選手(スバル・インプレッサWRカー)の“世界の走り”が注目された。
18日は夕刻、東京お台場の特設会場に6000人もの観客が詰め掛ける中でセレモニアルスタートが切られ、競技車は軽井沢へ移動。翌19日から競技がスタートした。第1レグは群馬県富岡市もみじ平総合公園のサービスパークを拠点に総走行距離444.49km/SS12箇所109.38kmの設定。天候は曇りだが、木立に囲まれた路面の一部は濡れて滑りやすい。田口選手は第1SSを慎重に走ったあと、第2SSで2番手タイムを記録し、総合順位でも新井選手、P.ボーン選手(スバル・インプレッサ・グループA)に続く3位に浮上。しかし、直後に設定されていた同レグ最長21.10kmのSS3序盤でスリップから土手にクラッシュし、サスペンションを破損して惜しくもリタイアとなった。
一方、昨年大会で総合2位・Jクラス優勝を獲得し、今季は全日本ラリー選手権四輪駆動部門Cクラスのチャンピオンを獲得した奴田原文雄選手(三菱ランサーエボリューションVII・グループN仕様)は、第4SSでスピンして遅れるも序々にペースを上げ、レグ終盤までに総合3位/グループN首位に浮上。グループNでは石田雅之選手(三菱ランサー)、星野博選手(三菱ランサー)がこれに続いた。
続く最終日20日は朝から雨が降るウェットコンディションの中、群馬県長野原町・北軽井沢ふれあい広場のサービスパークを拠点に第2レグ354.53km/SS12箇所65.64kmが行われた。奴田原選手はSS13、16、17の3箇所でグループNのトップタイムを記録するなど好調を維持し、総合3位でフィニッシュ。見事グループN優勝を果たした。また、石田選手は総合7位、星野選手も8位で完走し、三菱ランサーエボリューションVIIがグループNの1〜3位を独占した。総合優勝は新井選手、完走台数は21台だった。