2003年8月6日
株式会社ラリーアート

三菱自動車 灼熱のモロッコで『パジェロエボリューション』の
改良テストを実施
増岡浩やペテランセルが04年ダカールラリーに向けて本格始動!



モロッコでテスト走行を行う
パジェロエボリューション


 三菱自動車のモータースポーツ事業会社MMSP Gmbhと(株)ラリーアートは、7月14日(月)から7月26日(土)の間、2004年の「ダカールラリー(正式名称:テレフォニカ・ダカール2004/通称:パリダカ)」に向けて、モロッコ南東部エルフォードを中心とする砂漠地帯で『パジェロエボリューション」の改良テストを実施した。
三菱自動車は2003年のパリダカで4輪部門3連覇を達成、次回大会でさらなる連覇を目指しており、MMSP/ラリーアートでは、日本人初のパリ・ダカ2連覇を達成した増岡浩をはじめ、ステファン・ペテランセル(仏)、ミキ・ビアジオン(伊)そして開発ドライバーを務めるジャン・ピエール・フォントネ(仏)の4名のドライバー体制で2週間に渡ってテストを実施し、『パジェロエボリューション』の着実な進化を確認した。
『パジェロエボリューション』は2002年の「UAEデザートチャレンジ」でS・ペテランセルがデビュー戦を優勝で飾り、2003年は、「ダカールラリー」で増岡浩が総合優勝を果たしたあと、FIAクロスカントリーラリーワールドカップ開幕戦「イタリアン・バハ」でも増岡浩が優勝しており、現行のスーパープロダクション車両規定下で最も高いポテンシャルをアピールしているクロスカントリーラリーカーである。
今回のテストでは、04年パリダカに向け、エンジン、トランスミッション・コンポーネント、サスペンションなどの駆動系、ブレーキ、空力など全面的に改良点が盛り込まれ、BFグッドリッチのタイヤテストも並行して実施した。
現場にはドミニク・セリエス監督をはじめ、チームエンジニアのティエリー・ヴィアルドに加えて新たに三菱自動車の世界ラリー選手権チームから移ってきたベルナール・リンダウアーやタイヤ・コンサルタント、メカニック、ヘリコプターのパイロットまで総勢30名が揃い、2週間に渡り内容の濃い開発テストとなった。
尚、MMSP/ラリーアートは、2004年のダカールラリー前哨戦として、また今回のモロッコにおける改良テストの成果を確認すべくFIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ最終戦「UAEデザートチャレンジ」(10月19日〜24日)にテスト参戦する。
■D・セリエス監督のコメント
「全ては順調だが今後も必要に応じてチュニジアやフランス国内でテストを行う準備もある。万全の体制で04年パリダカ前哨戦のUAEデザートチャレンジに臨みたい」と手応えを強調。
■ドライバー増岡浩のコメント

 「パリダカは綿密な準備が何よりも大切です。本番前のテストの積み重ねがドライバーとマシンにとって、そして勝利に向けて欠かすことの出来ない大事なものです。今回、モロッコで新しいコ・ドライバーのジル・ピカールと約2000キロのテスト走行しました。サスペンションも新しいセッティングをいくつか試し、タイヤテストも砂丘やグラベルの両方で行いました。モロッコは外気温53度、日陰でも46度というすさまじい灼熱地獄で、チームのヘリコプターのエンジンは暑さで不調でしたが、パジェロエボリューションは全く問題なくテストを敢行できました。現在はマシンの完成度は90パーセント。残りの10パーセントを04年パリダカ本番までに着実に仕上げていきます。
 04年は新レギュレーションにより、空気圧の車内自動調整機が禁止されますが、これにより、20〜30分、タイムロスになると考えています。しかし、パジェロエボリューションの改良により、このタイムは克服できると信じています。
 次のパリダカはこれまでになく混戦模様になると思います。特にVWチームがどういう新しい車で出場してくるか気になるところですが、パリダカ3連覇に向けて頑張ります。皆さん応援して下さい。」

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