RAI−03−066
2003年12月8日
株式会社ラリーアート

2003年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)
第5戦(最終戦)「ラリー・インディア」


三菱ランサーエボリューションのアーミン・クレマー選手が
ドライバーズ総合チャンピオン、グループNの2冠獲得


三菱自動車はマニュファクチャラーズタイトルを獲得
奴田原文雄選手、田口勝彦選手は惜しくもリタイヤ
(2003APRCチャンピオンに輝いたA・クレマー選手の三菱ランサーエボリューション)
【最終総合成績(暫定)】
順位 ドライバー/ナビ 国 籍 車 両 タイム
1 K・シン(AP)/A-O・シェウセイン MAL/MAL プロトンPERT(A) 3時間53分40秒09
2 A・クレマー(AP)/F・バーセン GER /GER 三菱ランサーエボリューション(N) 2分22秒02
3 D・カルダローラ(AP)/P・チェッチーニ I/I 三菱ランサーエボリューション(N) 9分15秒06
4 D・ドッペリッパー(AP)/O・フロエン A/N 三菱ランサーエボリューション(N) 12分34秒02
5 G・アーガイル(AP)/S・スミス NZ/NZ 三菱ランサーエボリューション(A) 24分14秒03
6 C・アトキンソン(AP)/B・アトキンソン AUS/AUS スズキイグニス SUPER1600(A) 30分49秒09
MAL=マレーシア、GER=ドイツ、NZ=ニュージーランド、T=タイ、AUS=オーストラリア、 I=イタリア。1位 のタイムは第1レグからのSS合計所要時間とペナルティーの合計。2位以下のタイムはトップとの差。(A)=グループA / (N) =グループN 。(AP)=アジパシ登録ドライバー

 2003年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第5戦(最終戦)「ラリー・インディア」が12月5日(金)〜7日(日)にかけて同国西部の都市ムンバイ(旧称ボンベイ)の南東170kmにあるプーナを基点として開催され、APRCのドライバーズタイトルとグループNタイトルは三菱ランサーを駆って総合2位入賞/グループNクラス優勝を果たしたアーミン・クレマー選手(ドイツ)が獲得した。一方、「ADVAN・PIAAラリーチーム」より三菱ランサーエボリューション・グループN仕様で参加した奴田原文雄/林哲選手組、田口勝彦/マーク・ステイシー選手組は共に第1レグで惜しくもリタイヤとなった。

 今回のラリー・インディアは、プーナ近隣の山岳地帯を縫うグラベル路に設定された13箇所のSSで行われ、荒れた路面にダメージを受ける車両が続出し、序盤から熾烈な争いとなった。今大会にAPRCの逆転チャンピオンをかけて臨んだ奴田原選手は初日のオープニングステージで2番手に13・6秒差をつける圧倒的なパフォーマンスを発揮。続くSS2を3番手で終え、好調に14・48 kmのSS3に進んだが、ゴール近くでコースオフを喫し、マシンをコースに戻すことが出来ずに無念のリタイヤとなった。また、前戦ラリー・タイランドでグループN2位入賞を獲得して好調の波に乗る田口勝彦選手はSS1ではインカムのトラブルが発生してペースに乗れず、気を取り直してSS2に臨んだが、ステージ前半で駆動系トラブルに見舞われ、残念ながら戦列を去ることとなった。

 奴田原選手、田口選手の2台は車両を修復してレグ2から再スタート。(APRCのスーパーラリーシステムにより、総合順位は関係なくなるが、ラリーに復帰することが可能)奴田原選手はSS6と第3レグのSS13で2番手タイムを記録。田口選手もSS8でトップタイムを叩きだして気を吐いたが、両車両に再びミッショントラブルが発生したため惜しくもラリーを終えた。

 一方、第1レグを首位で終えたA・クレマー選手(三菱ランサーエボリューション・グループN仕様)は第2レグも2位と安定した走りを見せて、K・シン選手(プロトン・グループA仕様)に続く総合2位でゴールしてグループN優勝を飾った。クレマー選手はシンに1点差でAPRCドライバーズチャンピオンを獲得とともに、グループNチャンピオンを獲得した。また、三菱自動車はAPRCマニュファクチャラーズチャンピオンも獲得した。

■2003年APRCチャンピオン A・クレマー選手コメント
「今年はグループNの三菱ランサーで参戦して、Nのチャンピオンを獲ることが目標だったが、総合チャンピオンにもなれて非常に嬉しい。欧州から参戦している我々にとってAPRC5戦を戦い、色々な条件路面コンディション、さらには文化を感じ取ることができてすばらしいシリーズだった。」

■奴田原選手コメント
「タフなラリーだった。こんなにトラブルに見舞われたラリーをしたのは初めて。結果が残せなくて残念だが来年に繋げる多くを学ぶことも出来た。私の為に協力してくれた多くのスポンサーへ感謝の気持ちを伝えたい。」

■田口勝彦選手
「事前のテストは快調だったのに運が悪かった。今回は残念な結果になってしまったがマシン、テクニック共に大きく向上しスピードはかなり上がったと自負している。オフシーズンに改善し来シーズンに挑みたい。また多大な協力をしていただいたスポンサーと応援をくれたファンに感謝します。」

■2003FIAアジア・パシフィックラリー選手権ドライバーズポイント(暫定)
ドライバーズ総合  
1位  クレマー(三菱ランサー) 53
2位  シン(プロトンPERT) 52
3位  アーガイル(三菱ランサー) 45
4位  奴田原(三菱ランサー) 37
 
※12月8日現在、グループN、マニュファクチャラーズポイントの得点詳細は主催者から未発表。

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