昨年までの“クラス2” (換算排気量2001〜3500cc、4WD) は、今年から“ST2クラス”に名称変更された。今年もこのクラスは、ランサーとインプレッサの一騎打ちとなった。
T2クラスの主力であるランサーは、中谷明彦/木下隆之組の#11「オーリンズランサーEVO9」、冨桝朋広/関豊組の#6「FALKEN☆梁山泊☆EVO」、そしてWADA-Q/村田信博/Y.HINOKI組の#13「シーケンシャル エンドレス アドバン 座間」の3台がMIVECエンジンを搭載したランサーエボリューションIXを投入。中でも活躍を見せたのが、03〜04年の2年連続チャンピオンである#11「オーリンズランサーEVO9」だった。
開幕戦から第7戦までポールポジション(PP)を獲得。予選が行われない(それまでのシリーズポイントでグリッドを決定)十勝ラウンドを除き、昨年の開幕戦からの連続PP獲得記録を13にまで伸ばした。しかし最終戦はマシントラブルにより、連続記録が途絶えてしまったのは残念だった。開幕戦の仙台から、第2戦・鈴鹿、第3戦・MINEとポールtoフィニッシュで3連勝し、連勝記録を04年第6戦から「6」に伸ばした。さらに第5戦・富士も優勝して年間4勝。しかし今年は特に終盤戦にマシントラブルが発生して、3年連続チャンピオンはならず、2位となった。
第6戦・岡山を制したのは、1ピット作戦を成功させた#13「シーケンシャル エンドレス アドバン 座間」で、これが初優勝。計3戦で表彰台を獲得してシリーズ5位となった。優勝こそないものの安定した走りでシリーズ4位となったのが、99〜00年チャンピオンである小川日出生/福山英朗/砂子塾長組の#20「RSオガワADVANランサー」。さらに2年連続で真夏の耐久イベント、“インターナショナルポッカ1000km”(鈴鹿1000km)のスーパー耐久クラスを制した#6「FALKEN☆梁山泊☆EVO」は、ときおり素晴らしいスピードを見せクラス上位を走行したが、表彰台は第6戦のみでシリーズ6位にとどまった。
今年は開幕戦からインプレッサが18インチホイールを装着してタイムアップを図るなど、ランサーとインプレッサの差が拮抗。ランサー勢の一部も第7戦から18インチを装着して対抗したが、結果に実を結ばなかった。しかしタイトルは獲れなかったものの、ランサー勢の優勝5回、8戦中PP7回という記録は、ランサーの基本性能を証明する上でも素晴らしいものとなった。