2005年11月29日
株式会社ラリーアート
スーパー耐久シリーズ 2005 総括
中谷明彦/木下隆之組のオーリンズランサーEVO9
全8戦中7戦でPPを獲得し4勝を挙げシリーズ2位

 昨年までの“クラス2” (換算排気量2001〜3500cc、4WD) は、今年から“ST2クラス”に名称変更された。今年もこのクラスは、ランサーとインプレッサの一騎打ちとなった。
 T2クラスの主力であるランサーは、中谷明彦/木下隆之組の#11「オーリンズランサーEVO9」、冨桝朋広/関豊組の#6「FALKEN☆梁山泊☆EVO」、そしてWADA-Q/村田信博/Y.HINOKI組の#13「シーケンシャル エンドレス アドバン 座間」の3台がMIVECエンジンを搭載したランサーエボリューションIXを投入。中でも活躍を見せたのが、03〜04年の2年連続チャンピオンである#11「オーリンズランサーEVO9」だった。
 開幕戦から第7戦までポールポジション(PP)を獲得。予選が行われない(それまでのシリーズポイントでグリッドを決定)十勝ラウンドを除き、昨年の開幕戦からの連続PP獲得記録を13にまで伸ばした。しかし最終戦はマシントラブルにより、連続記録が途絶えてしまったのは残念だった。開幕戦の仙台から、第2戦・鈴鹿、第3戦・MINEとポールtoフィニッシュで3連勝し、連勝記録を04年第6戦から「6」に伸ばした。さらに第5戦・富士も優勝して年間4勝。しかし今年は特に終盤戦にマシントラブルが発生して、3年連続チャンピオンはならず、2位となった。
 第6戦・岡山を制したのは、1ピット作戦を成功させた#13「シーケンシャル エンドレス アドバン 座間」で、これが初優勝。計3戦で表彰台を獲得してシリーズ5位となった。優勝こそないものの安定した走りでシリーズ4位となったのが、99〜00年チャンピオンである小川日出生/福山英朗/砂子塾長組の#20「RSオガワADVANランサー」。さらに2年連続で真夏の耐久イベント、“インターナショナルポッカ1000km”(鈴鹿1000km)のスーパー耐久クラスを制した#6「FALKEN☆梁山泊☆EVO」は、ときおり素晴らしいスピードを見せクラス上位を走行したが、表彰台は第6戦のみでシリーズ6位にとどまった。
 今年は開幕戦からインプレッサが18インチホイールを装着してタイムアップを図るなど、ランサーとインプレッサの差が拮抗。ランサー勢の一部も第7戦から18インチを装着して対抗したが、結果に実を結ばなかった。しかしタイトルは獲れなかったものの、ランサー勢の優勝5回、8戦中PP7回という記録は、ランサーの基本性能を証明する上でも素晴らしいものとなった。


ST2クラス(2001〜3500cc、4WD)
中谷 明彦選手【左】/木下 隆之選手【右】組 シリーズ2位
車両 三菱ランサーエボリューションIX
(写真は優勝した第5戦)



小川日出生選手【中央】(CMSC山形)/砂子塾長選手【左】/福山英朗選手【右】(CMSC山形)組 シリーズ4位
車両 三菱ランサーエボリューション
(写真は2位入賞の第8戦)



WADA-Q選手【右]/村田 信博選手【中央】(CMSC栃木)/Y.HINOKI【左】選手組 シリーズ5位
車両 三菱ランサーエボリューションIX
(写真は優勝した第6戦)



冨桝 朋広選手【左】/関 豊選手【右】組 シリーズ6位
車両 三菱ランサーエボリューション
(写真は第8戦)



■シリーズランキング(全8戦有効)
ST2クラス
順位 ドライバー 車両 Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 Total
1 吉田寿博組 スバル・インプレッサ 15 15 15 30 15 15 20 20 145
2 中谷明彦組 三菱ランサー 20 20 20 18 20 2 6 4 110
3 樋口統也組 スバル・インプレッサ 12 10 4 23 12 10 15 12 98
4 小川日出生(CMSC山形)組 三菱ランサー 10 8 12 15 10 6 12 15 88
5 WADA-Q組 三菱ランサー 8 12 6 12 3 20 0 1 62
6 冨桝朋広組 三菱ランサー 0 2 10 - 4 12 4 2 34
7 細野智行(CMSC栃木)組 三菱ランサー 6 6 - - 2 0 10 10 34
8 赤鮫オヤジ組 三菱ランサー - 0 8 - 0 8 8 0 24
9 カルロス本田組 三菱ランサー 4 4 0 9 - 3 - - 20
10 鶴間裕一組 スバル・インプレッサ - - - - 8 - - 8 16
ポイント1位から10位まで各20-15-12-10-8-6-4-3-2-1
Rd4の24時間レースは各30-23-18-15-12-9-6-5-3-2





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