RAI-07-004
2007年3月21日
株式会社ラリーアート
田口勝彦、「チームMRFタイヤ」から
2007年FIAアジア・パシフィックラリー選手権に
三菱ランサーエボリューション・グループN仕様で参戦

田口勝彦の三菱ランサーエボリューション
(写真は2006年APRCラリー北海道)
 ラリーアートが支援する田口勝彦/マーク・ステイシー(オーストラリア)組が、2007年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)に「チームMRFタイヤ」からシリーズ参戦する。2007年APRCは全7戦で開催予定、田口はこのうち第2戦を除く6戦に出場予定で、出場車両は三菱ランサーエボリューション・グループN仕様。「チームMRFタイヤ」はインド最大のタイヤメーカーMRF社をメインスポンサーとするチームで、使用するタイヤもMRF製。また、PIAA株式会社も昨年同様サブスポンサーとして同チームをサポート、車両にはPIAA株式会社製のバルブ、フォグランプ、ワイパーブレードが装着されている。

 国際自動車連盟(FIA)が定める4大地域ラリー選手権の一つであるAPRCは1988年にスタートし、今年で記念すべき20年目のシーズンを迎えることとなるが、この間、三菱車を駆るドライバーが全メーカーを通じて最多となる7回のシリーズチャンピオンに輝いている。なお、2007年APRCは登録ドライバーにより争われ、全7戦中事前に登録した6戦のポイントによって年間成績が争われる。

 2003年にアーミン・クレマー(ドイツ)によってチャンピオンを獲得して以来、過去4年で2度もAPRCを制してきた「チームMRFタイヤ」だが、2007年APRCには、田口勝彦/マーク・ステイシー(オーストラリア)組、ユッシ・ヴァリマキ/ヤルコ・カリオレポ(フィンランド)組、ガウラブ・ジル(インド)/コ・ドライバー未定の計3組を三菱ランサーエボリューション・グループN仕様でシリーズ参戦(第2戦はスキップ)させる。  そのエースドライバーとして期待される田口勝彦は、1972年2月7日岡山県生まれ。1999年APRCで総合及びグループNカップのダブルタイトルを獲得後、ラリーアートの日本人ドライバー育成プログラムの一環としてワークス仕様の三菱ランサーエボリューション・グループA仕様に乗り、2001年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦キプロスラリーや2002年英国ラリー選手権3戦への出場といった経験を重ねてきた。2004年からは三菱ランサーエボリューション・グループN仕様でAPRCへのシリーズ参戦を開始し、同年は第5戦チャイナラリー総合優勝などによりシリーズランキング3位を獲得。2005年は母国イベントの第4戦ラリー北海道での総合優勝や第6戦ラリー・インドネシア総合2位と速さを見せたももの、2度のリタイアが影響してシリーズランキング5位となった。そして2006年は第2戦ラリー・ニューカレドニアで総合優勝を飾るも、マイナートラブルに阻まれて勝利を重ねることはできず再びシリーズランキング3位に。2007年は「チームMRFタイヤ」で戦う4年目のシーズンとなり、2度目のチャンピオン獲得に期待が集まる。ベテランのコ・ドライバーのステイシーとは5年目のコンビネーションとなる。

 田口とともに「チームMRFタイヤ」のダブルエースとして戦うのは、同チームの三菱ランサーエボリューション・グループN仕様を駆って2005年APRCチャンピオンを獲得したユッシ・ヴァリマキ(フィンランド)である。2006年のヴァリマキは、三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSPがサポートする『三菱ランサーWRC05』を駆って2006年FIA世界ラリー選手権(WRC)の3戦に出場。第7戦ラリー・サルディニアでは総合5位という好成績を残した。こうした経験を糧に再びAPRCに挑むことを決意したヴァリマキは、田口にとってはチームメイトとして心強い存在であるとともに、強力なライバルともなる。なお、ヴァリマキのコ・ドライバーは2005年APRC参戦時同様、ヤルコ・カリオレポが務める。
 また、3人目のドライバーは、これがAPRC参戦初年度となる25歳のガウラブ・ジル(インド)が務める。チームのメインスポンサーであるMRFの強力なバックアップを受けて国際ラリーシリーズデビューを果たすインド期待の若手であり、これまではインド国内のラリーや、フォーミュラカーレースで活躍してきた。2007年は経験を積むことを最優先にAPRCシリーズに参戦する。なお、パートナーとなるコ・ドライバーは目下調整中である。

■ 田口勝彦のコメント
  「今年も「チームMRFタイヤ」のメンバーに選ばれてとても嬉しく思います。2006年は中盤までチャンピオン争いしていましたが、後半に失速しシリーズ3位に終ってしまいました。今年はその借りをなにがなんでも返したい気持ちでいっぱいですし、もちろん返します。オフにはダカールラリーでデリカD:5のサポートドライバーを務め、三菱自動車ワークスチームの一員として戦略面なども直に学んできたつもりです。また、体力トレーニングはもちろん精神面でのトレーニングも万全です。05年チャンピオンのヴァリマキがチームにもどってきたことは心強いですが、強力なライバルになることは間違いありません。彼ともいいラリーを戦って今度は僕がチャンピオンを獲得します。」
【主な戦績】
1999年APRCチャンピオン、グループNチャンピオン
2000年WRCオーストラリアラリー総合11位(グループA)
2004年APRCチャイナラリー総合優勝
2005年APRCラリー北海道総合優勝
2006年APRCラリー・ニューカレドニア総合優勝

■ 2007年FIAアジア・パシフィックラリー選手権スケジュール
第1戦 ラリー・ニューカレドニア 4月13 〜 15日
第2戦 ラリー・オブ・ワンガレイ(ニュージーランド) 5月11 〜 13日
第3戦 ラリー・オブ・キャンベラ(オーストラリア) 6月1 〜 3日
第4戦 ラリー北海道 7月6 〜 8日
第5戦 マレーシアラリー 8月10 〜 12日
第6戦 ラリー・インドネシア 9月7 〜 9日
第7戦 チャイナラリー 11月11 〜 13日

■ APRCの三菱車でのチャンピオン獲得ドライバー/車両
1988年 篠塚建次郎/ギャランVR-4
1991年 ロス・ダンカートン(オーストラリア)/ギャランVR-4
1992年 ロス・ダンカートン(オーストラリア)/ギャランVR-4
1995年 ケネス・エリクソン(スウェーデン)/ランサーエボリューションIII
1999年 田口勝彦/ランサーエボリューションVI
2003年 アーミン・クレマー(ドイツ)/ランサーエボリューションVII
2005年 ユッシ・ヴァリマキ(フィンランド)/ランサーエボリューションVIII

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