2007年8月10日
株式会社ラリーアート
2007年中国ラリー選手権(CRC)第4戦「ラリー開陽(カイヤン)」

三菱ランサーエボリューションのデビッド・ヒギンスが開幕4連勝
「ワン・ユー・ラリーチーム」が年間チームカップを獲得



三菱ランサーエボリューション
D・ヒギンス / I・トーマス
 2007年中国ラリー選手権(CRC)第4戦「ラリー開陽(カイヤン)」が8月5日(日)〜6日(月)に中国・貴州省で開催され、「ワン・ユー・ラリーチーム」から三菱ランサーエボリューション・グループN仕様で出場したデビッド・ヒギンス選手(イギリス)がSS合計タイム1時間50分34秒0で優勝し、開幕戦以来負けなしの4連勝を達成した。

 有力チームがこぞって海外の実力派ドライバーを助っ人として招聘し、中国国内でのラリー人気の高まりとともに大いなる盛上りを見せているCRC。そのシリーズ第4戦は、3週間前に行われた前戦「ラリー六盤水(リュウパンスイ)」に続いて中国南西部の貴州省の開陽県にある山岳地帯で開催された。8月4日(土)、貴陽市の人民広場でセレモニースタートが催された後、同市郊外の公園に移動して、2台同時スタート形式のスーパーSSでラリーは開幕。5日(日)〜6日(月)は開陽の山岳地帯に設定されたグラベルステージで各車タイムアタックを展開した。総走行距離は688.12km、そのうちSS(競技区間)は計9カ所/143.95kmが設定された。

三菱ランサーエボリューション
D・ヒギンス / I・トーマス
 三菱ランサーエボリューションを駆り、グラベル、ターマックと路面を問わず勝ち続けているデビッド・ヒギンス選手は、今回の「ラリー開陽」でも好調。スーパーSSのSS1で挨拶代わりのトップタイムをマークすると、5日(日)に設けられた4カ所の山岳ステージもすべて制覇。2位につけるディーン・ヘリッジ選手(オーストラリア/スバル・インプレッサ)に早くも46.1秒差を築き上げて第1レグを終えた。6日(月)の第2レグではヘリッジ選手が巻き返し、2カ所のステージでベストを刻んできたが、ヒギンス選手もさらに2度のトップタイムを叩き出して応酬し、ヘリッジ選手に対するリードを1分9秒4へと広げてフィニッシュ。全9カ所のうち合計7カ所のステージを制する圧倒的な強さで、ヒギンス選手が開幕4連勝を勝ち取った。2位はヘリッジ選手、3位には地元最上位となる到曹冬(ルオ・チョードン)選手(スバル・インプレッサ)が入った。また、前戦「ラリー六盤水」でヒギンス選手と熾烈なトップ争いを繰り広げた2003年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)チャンピオンのマーティン・ロウ選手(イギリス/三菱ランサーエボリューション)は、今回は4位に終わった。この「ラリーカイヤン」には計76台(うち三菱車は13台)が出場。44台(うち三菱車は6台)が完走を果たした。

 なお、CRCにはドライバー個人のタイトルはなく、チームカップとマニュファクチャラーカップが設定されている。そして今回の結果をもって、「ワン・ユー・ラリーチーム」が、まだ全6戦中2戦を残す段階で見事チームカップを獲得した。またマニュファクチャラーカップ争いにおいても、三菱自動車が圧倒的なリードを築いてトップに立っている。

 次戦となるCRC第5戦「ラリー吉林延吉(ゼジャン・ロンユー)」は9月1日(土)〜9月2日(日)に中国西部の浙江省で開催され、CRC第6戦(最終戦)は11月10日(土)〜11日(日)に同じく浙江省で開催される。

■最終・総合成績
順位 ドライバー 車両 タイム
1 D・ヒギンス(GBR) 三菱ランサーエボリューション 1時間50分34秒0
2 D・ヘリッジ(AUS) スバル・インプレッサ 1分09秒4
3 到曹冬(CHI) スバル・インプレッサ 2分51秒7
4 M・ロウ(GBR) 三菱ランサーエボリューション 3分01秒2
5 魏紅傑(CHI) 三菱ランサーエボリューション 4分11秒2
6 R・ヴァランス(NZ) スバル・インプレッサ 4分57秒1
7 華慶先(CHI) 三菱ランサーエボリューション 5分11秒8
8 塗栄政(CHI) スバル・インプレッサ 6分30秒3
9 攀凡(CHI) 三菱ランサーエボリューション 8分21秒4
10 馬漢平(CHI) 三菱ランサーエボリューション 10分13秒9
AUS=オーストラリア、CHI=中国、GBR=イギリス、NZ=ニュージーランド
1位のタイムはSS合計所要時間とペナルティーの合計
2位以下のタイムはトップとの差


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