2007年4月10日
株式会社ラリーアート
田口勝彦
2007年FIAアジア・パシフィックラリー選手権第1戦
「ラリー・ニューカレドニア」に
三菱ランサーエボリューション・グループN仕様で参戦

三菱ランサーエボリューション
田口勝彦 / M・ステイシー
(写真:06年ラリー・ニューカレドニア)
 4月13日(金)〜15日(日)に仏領ニューカレドニア島で2007年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第1戦「ラリー・ニューカレドニア」が開催され、ラリーアートが支援する田口勝彦/マーク・ステイシー(オーストラリア)が三菱ランサーエボリューション・グループN仕様で「チームMRFタイヤ」から参戦する。2007年のAPRCは全7戦が開催され、そのうち事前に出場登録した6戦のポイントによって年間成績が争われる。田口は昨年の「ラリー・ニューカレドニア」で総合優勝を飾っており、ここで2連覇を飾ってシリーズを好調にスタートすることが期待される。

 2001年以降はオーストラリアのキャンベラで戦いの火蓋を切ってきたAPRCだが、今年はニュージーランド北東の南太平洋に浮かぶ仏領ニューカレドニア島へと開幕戦の舞台を変更。ラリーは同島の首都ヌーメアを基点に開催される。4月11日(水)〜12日(木)にレッキ(事前試走)及び車検を行い、13日(金)は午前中にシェイクダウンを実施。同日午後1時(日本時間午前11時)からはヌーメア市内でセレモニースタートが催される。その後、ヌーメア市内の競馬場「ヒッポドローム」に設けられた特設コースで2回のスーパーSSを行う。14日(土)は早朝5時(日本時間3時)にヌーメア市内のパルクフェルメ(車両保管所)を離れ、約200km北上して同島北部州の街ポヤに設けられたサービスパークに移動。これを拠点に、周辺の山岳地帯で3カ所の山岳ステージを各3回、計SS9カ所/計156.42kmを走行する。ここまでをこなした各ラリーカーはヌーメアへ帰還し第1レグを終了する。翌15日(日)に行われる第2レグは、ヌーメアとポアのほぼ中間地点にある街ラフォアを中心に、2カ所の山岳ステージを各2回、計SS4カ所/計74.50kmを走行。そして午後3時20分(日本時間午後1時20分)にヌーメア市内でフィニッシュを迎える。全行程は1138.01kmで、うちSSは238.42kmkm/計15カ所。SSの路面はすべてグラベルだが、火山灰が風化してできた赤土やサンゴを敷き詰めて作られた道など、路面の特性は様々。各ステージに柔軟に対応したセッティングやドライビングが要求されるラリーである。

三菱ランサーエボリューション
J・ヴァリマキ / J・カリオレポ
(写真:05年ラリー・ニューカレドニア)
 1999年にAPRCの総合及びグループNカップのダブルタイトルを獲得している田口勝彦だが、この2007年は「チームMRFタイヤ」で戦う4年目のシーズンとなる。三菱ランサーエボリューション・グループN仕様にインド製MRFタイヤを装着する点も変わりない。今回の「ラリー・ニューカレドニア」に先駆けて田口は、チームの拠点があるオーストラリア・パース周辺のグラベル路で2日間にわたってタイヤテストを行っており、同時にサスペンションや駆動系、エンジン等の各種セッティングを実施。2度目のチャンピオン獲得を目指す新シーズンの開幕戦を上々の仕上がりの中で迎えている。
 なお、「チームMRFタイヤ」は田口勝彦/マーク・ステイシー(オーストラリア)を筆頭に、3台の三菱ランサーエボリューション・グループN仕様を2007年のAPRCへ送り込む。田口のチームメイトとなるのは、2005年に同チームでAPRCチャンピオンを獲得したユッシ・ヴァリマキ(フィンランド)/ヤルコ・カリオレポ(フィンランド)と、これが初の国際ラリーシリーズ参戦となるガウラブ・ジル(インド)/カール・フランシス(インド)。今回の「ラリー・ニューカレドニア」にもこの3台がそろって出場する。
 この他、地元有力ドライバーが合同で組織した「チーム・ニューカレドニア」からは、昨年大会総合2位のパトリック・ヤナイ(フランス)を筆頭に計5台の三菱ランサーエボリューションが出場するほか、APRCの常連である大ベテランのブライアン・グリーン(ニュージーランド/三菱ランサーエボリューション)も出場。日本からは、昨年シリーズランキング2位を獲得した柳澤宏至(スバル・インプレッサ)も参戦する。昨年初のシリーズチャンピオンを獲得したコディ・クロッカー(オーストラリア/スバル・インプレッサ)は、今年はチームを移籍してAPRCに出場する見込みだが、この「ラリー・ニューカレドニア」はスキップする。また、APRCのシリーズ成績は事前に出場登録した6戦のポイントよって争われるが、その年間登録の締め切りは4月20日(金)となっている。

 今回の「ラリー・ニューカレドニア」はニューカレドニア・ラリー選手権も併催され、同選手権参加者を含めた総エントリー台数は28台。APRCには17台が出場し、そのうち12台が三菱ランサーエボリューションを使用する。

■田口勝彦のコメント

「今年もいよいよAPRCが始まります。シーズンオフ中にはダカールラリーで新型『デリカD:5』のドライバーとして三菱自動車ワークスチームのサポートを務め、いろいろ学んできましたが、僕自身の実戦としては昨年11月のAPRC最終戦チャイナラリー以来となりますので、腕がムズムズしているところです。今回のニューカレドニアは、いろいろなタイプの路面があって、難しいラリーです。しかし、全般的にハイスピードで、僕の好きなタイプのコースでもあり、去年は優勝することができました。チームMRFタイヤとしては2年連続で優勝しているラリーですし、データも豊富に持っています。今回の目標はもちろん優勝。シリーズを有利に戦えるよう、ここで開幕ダッシュを決めたいと思っています」

■ APRC第1戦「ラリー・ニューカレドニア」の主なエントリー
  ドライバー 車両
1 *柳沢宏至 スバル・インプレッサ
2 *田口勝彦 三菱ランサーエボリューション
3 *J・ヴァリマキ(FIN) 三菱ランサーエボリューション
4 *P・ヤナイ(FRA) 三菱ランサーエボリューション
5 *P・クリスチャン(FRA) 三菱ランサーエボリューション
6 *J-L・レイロウド(FRA) スバル・インプレッサ
7 *D・パラウ(FRA) 三菱ランサーエボリューション
8 *K-V-R・ナレン(IND) 三菱ランサーエボリューション
9 *B・グリーン(NZ) 三菱ランサーエボリューション
10 *G・ジル(IND) 三菱ランサーエボリューション
11 *A・バルボウ(FRA) 三菱ランサーエボリューション
12 *R・クリスチャン(FRA) 三菱ランサーエボリューション
14 M・ロステンバーグ(NZ) 三菱ランサーエボリューション
15 C・クラベル(FRA) スバル・インプレッサ
16 G・レチーフ(FRA) フィアット・プント
17 D・ポイント(FRA) 三菱ランサーエボリューション
18 N・マーシャル(NZ) プジョー・106
*はAPRC登録ドライバー(4月20日締め切りのため暫定)
FIN=フィンランド、FRA=フランス、NZ=ニュージーランド、IND=インド

■ 三菱自動車2007年アジア・パシフィックラリー選手権ホームページ

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