2009年5月28日
株式会社ラリーアート
「全日本ダート耐久レースシリーズ2009第1戦」
三菱トライトン ハンドコントロール仕様車参戦
稲葉 衞選手/勅使河原 隆弘選手組完走

疾走中のトライトンハンドコントロール仕様車

稲葉 衞選手(右)/勅使河原 隆弘選手(左)
■「全日本ダート耐久レースシリーズ2009」
開催日 :5月24日(日)
開催地 :新潟県柏崎市 柏崎みなとまち海浜公園特設コース
参加台数 :全21台(うち三菱車6台)

5月24日(日)新潟県柏崎市の柏崎みなとまち海浜公園特設コースにてNASC sand works project主催「全日本ダート耐久レースシリーズ2009」が開催された。本ダートレースは午前60分午後60分の合わせて2時間の耐久レースで、合計の周回数で順位が決定する。路面はふかふかの砂の場所も多く、周回を重ねるにつれて、轍も深るテクニカルなコース。油断するとスタックし、動けなくなる参加車もある。また、砂は、すごい抵抗となり、オーバーヒートやミッショントラブルをすぐに起こす可能性の高い難しいレース。今回は、テーブルトップや高速コーナーもあり、走りがいのあるコース設定であった。
 この全日本ダート耐久レースに、三菱トライトン ハンドコントロール仕様車※で初挑戦したのは、ハンディキャップレースドライバーである稲葉衞選手と勅使河原隆弘選手。前日のシェイクダウンでは、砂の路面に合わせてできるだけ車両の負担を低減し、走りやすいタイヤに変 更、各部の車両調整を行った。
 レース当日、天候も良く、路面はドライ。ファーストドライバーは、稲葉衞選手。レースならでは同時スタートによる混戦を脱出し、順調に周回を重ねていった。砂の抵抗や轍と暑さでドライバーの疲労は早くなる。車両も同様にその抵抗で水温が上がり始め、なかなかスピードをの せていくことはとても難しい。続いて勅使河原隆弘選手も順調に三菱トライトンを操り周回を重ねていく。参加したオープンクラスは、本格的プロトタイプのレースカーやバギーとの混走となり、ベストなコースをとることも難しい。周回を重ねるにつれて他の参加もマシントラブルやスタックなども目立ってきた。三菱トライトンも砂の抵抗とラジエータに砂が詰まり、水温やオートマチックの油温も上がり、かなり厳しい状況となった。最終的にはクーラントが吹きだし、ピットでは、水の補給とクーリングが繰り替えされた。このような厳しいレース展開でしたが、稲葉衞選手と勅使河原隆弘選手は、初めて参戦したこのレースに目標とした完走を果すため、車を労わり、路面を選び、走りきり2時間後のチェッカーを受けた。
 三菱車は、総出場台数21台中、パジェロ、ストラーダなどの6台が参戦、総合優勝は浦野雅樹選手(オープンクラス)のプロトタイプの競技車であった。

ハンドコントロール仕様車:足を使わずに手だけで、アクセルやブレーキコントロールを可能としたハンドコントロールシステム(ニッシン自動車工業社製)装着した車両

フカフカの砂と深い轍がマシンへの大きな負担となる難コース部

2時間を走りきった、トライトン ハンドコントロール仕様車
 
■トライトン ハンドコントロール仕様車について
ベース車 :三菱トライトン
エンジン :3.496cc V6 SOHC 24バルブ
最大出力 :131KW(178PS)/4,750rpm
最大トルク :295N・m(30.1kg)/3,500rpm
主変速機形式 :4速オートマチック
デファレンシャル :リヤハイブリッドLSD
競技専用装備 :ロールケージ、フルバケットシート
競技用ラリーアートサスペンション、 フロントアンダーガード等
タイヤ :GEOLANDER M/TU 235/85R16
ホイール :JAOS VICTRON Excel U 7.OJ16+28
福祉車装備品 :ニッシン自動車工業社製 ハンドコントロールシステム
■本車両実績
2006年 アジアクロスカントリーラリー 稲葉衛選手 初出場総合32位完走
2007年 アジアクロスカントリーラリー 青木拓磨選手 初出場総合7位完走 他
【稲葉衞選手コメント】
「今回このダート耐久シリーズレースは、初めて体験するコースでした。走る前はある程度状況を把握していたつもりですが、走りだすと刻々変化し轍が深くなり、行きたい方向に車を走らすことも大変なコースでした。全体としては、エンジンのオーバーヒートや様々の車の混走など、ハラハラドキドキのレースでした。でもチームのドライバーである勅使河原選手の頑張り、またチームメカニックやサポートも懸命に支えてもらい、無事完走することが出来てとても嬉しかったです。
これが最初で最後でなくて、これからも様々なコースやモータースポーツにどんどんチャレンジしていき、H.D.C.のメンバーや皆様に伝えていき、実際のモータースポーツを参加して経験してほしいと願ってます。 今回の経験も高速道路や一般道で、周りの状況を早めに判断し、安全運転にも繋がることも多く、このような経験も伝えていき、これからも頑張っていきたい思いました。」

【勅使河原隆弘選手コメント】
「最後まで走り完走すること!」が、今回の目標でした。時間の経過と共にコース上では海岸の砂が深く掘れて、スタックする車がで るほど荒れていました。そのため、ラジエターが砂で覆われてしまいオーバーヒートを繰り返すなど悪戦苦闘でしたが、クルーによる懸命の修復作業と、車をいたわり走り続けた稲葉さんのお陰で、最後まで走り無事完走ができました。表彰式では特別賞をいただき、皆で成し遂げた完走を共に喜ぶことができました。今後も更なる可能性に挑戦していき、誰もが楽しめるモータースポーツ社会の実現に向けて、安全対策を講じていくなど安全面の強化にも取り組んでいきたいと思います。 また、モータースポーツで培った経験を活かし、一般道での交通安全を呼びかけ、私も車社会の一員として責任を自覚し、これからもセーフティドライビングに努めていきます。」


ピットイン中の勅使河原選手
■詳しくは、こちらの主催者公式ホームページをご覧ください。
 http://www.nasc-swp.com/09dirt_01.html
■その他関連情報は、こちらのホームページをご覧ください。
・ハンデイキャップドライバーズマガジン
 http://www.hcd-magazine.com/
・ハンデイドライバーズクラブ(H.D.C.)
  http://hd-club.org
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