2010年1月25日

ダカールラリー2010

三菱レーシングランサーで出場したカルロス・スーザ選手が、
プライベーター最上位となる総合6位で完走。

三菱プライベーター勢は22台が参戦、四輪部門平均を上回る完走率で三菱車の耐久性、堅牢性をアピール

プライベータ最上位、日本車勢最上位の6位入賞したC.スーザ選手
 2010年1月1日(金)~17日(日)、南米アルゼンチン・チリを舞台とした世界最大規模のクロスカントリーラリー「2010年ダカールラリー」が開催され、4輪138台、2輪・クワッド184台・カミオン50台が参加した。うち4輪部門にプライベートチームから22台の三菱車が参戦、11台が完走(完走率50%)、四輪部門平均完走率(41%)を上回り、三菱エントラントのチャレンジングスピリッツ、三菱車の耐久性、堅牢性を強くアピールする結果となった。

 本年のダカールラリー(通称パリダカ)は、1月1日(金)に南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタートし、標高4,000m超のアンデス山脈を越えて隣国チリを経由、再びアンデス越えを果たし1月17日(日)ブエノスアイレスへ戻る、総走行距離9,030km・うち競技区間4,810kmというルート設定。
ルート内には40度に達する気温や高い標高によりアフリカ・サハラ砂漠以上に過酷と言われる“アタカマ砂漠”(チリ)や、標高4,000mにも達し選手やマシンは低圧・低酸素での戦いを強いる“アンデス山脈”越えを含み、アフリカ開催のダカールラリーに引けをとらないタフな内容だった。

 この“世界で最も過酷なモータースポーツ”と称されるダカールラリーにプライベートチームから車種も多彩な合計22台の三菱車が参戦した。

 6位に入賞した、カルロス・スーザ選手(ポルトガル)は「TEAM JMB STRADALE OFF ROAD」から参加、同チームは4Lガソリンエンジンに換装した「三菱レーシングランサー」5台にて参戦、チーム監督は元三菱ワークスの監督を務めたドミニク・セリエス。同チームは全車完走し、「三菱レーシングランサー」の高い信頼性、耐久性を改めて示す結果となった。

 又、「TEAM BRAZIL ETHANOL ECO TEAM」は、ブラジルを中心に南米で普及している植物由来の生成燃料“バイオマスエタノール”を使用するフレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)「三菱パジェロスポーツ」にて参戦、時代背景を反映し大きな話題となった。

 その他、改造範囲の大きなスーパープロダクション部門や、市販車をベースとした市販車改造部門などから、「パジェロ」「L200(日本名:トライトン)」などが参戦。その中には、三菱ワークスマシンとして一世を風靡したプロトタイプカー「パジェロエボリューション」なども含まれていた。

 2010年のパリダカは元旦の1月1日(金)、ブエノスアイレスでセレモニースタートが行われ、沿道には約80万人(主催者発表)ものファンが詰めかけ、選手達に大きな声援を送った。 翌2日(土)から競技がスタートし、序盤からはBMW、フォルクスワーゲンの両ワークスチームによる首位争いとなった。その中、三菱有力プライベーターチーム勢は「レーシングランサー」、「パジェロ」などにて、持ち前の走破性・安定性を見せてワークス勢の後方に位置。上位を虎視眈々と狙う。

 標高4,000mのアンデス山脈を越え、5日(火)チリ入国からコースにはアカタマ砂漠を含む本格的な砂漠地帯が出現。上位の順位が変動する中、カルロス・スーザ選手のレーシングランサーが三菱勢最上位をキープし、上位のワークス勢の背後を常にマークする展開となった。

 9日(土)、チリのアントファガスタで休息日を迎え、前半戦が終了しスーザ選手は総合7位をキープ。スーザ選手は後半戦も堅調にラリーを続け、11(月)にはプライベーター最上位となる総合6位へ浮上。また、チームメイトの地元アルゼンチン人ドライバー、オルランド・テラノバ選手が、13日(水)のステージ11で4輪総合2番手タイムをマークしプライベーターながら、ワークスチームを凌駕するスピードを発揮するなど、三菱車の存在を強くアピールした。

 16日(土)のステージ14で競技のすべてを終了。翌17日(日)、ゴール地点のブエノスアイレスにて盛大にセレモニアルフィニッシュのイベントが行われ、2年目ではあるが南米でのダカールラリーが完全に定着したことを印象づけた。

 レーシングランサーを駆ったスーザ選手は、総合6位でフィニッシュ。上位のワークス勢に次ぐ、プライベーター最上位、日本車勢としても最上位という輝かしい成績だった。総合9位には、随所にレーシングランサーの素晴らしいスピードを披露した、テラノバ選手。総合10位にも同チームのスピネッリ選手(ブラジル)が入り、上位10台のうち三菱プライベーターが3台入賞する快挙を成し遂げた。

 なお、総合優勝はカルロス・サインツ選手(スペイン フォルクスワーゲン 47時間10分00秒)だった。

■2010年ダカールラリー4輪部門 三菱車の成績
順位 ゼッケン ドライバー名(国籍) マシン タイム
 6位  314 C.スーザ(ポルトガル) 三菱レーシングランサー  51時間41分45秒
 9位  311 O.テラノバ(アルゼンチン) 三菱レーシングランサー  53時間14分47秒
10位  322 G.ピネリ(ブラジル) 三菱レーシングランサー  53時間23分41秒
12位  332 M.バボーサ(ポルトガル) 三菱レーシングランサー  54時間31分23秒
13位  318 N.ミスリン(フランス) 三菱レーシングランサー  56時間06分41秒
15位  317 T.デイジーン(オランダ) 三菱パジェロエボリューション  61時間01分48秒
26位  353 S.スコット(ドイツ) 三菱パジェロ  77時間20分34秒
27位  321 J.アゼベド(ブラジル) 三菱パジェロ  77時間35分30秒
35位  356 R.スチュコスキー(ポーランド) 三菱パジェロ  84時間47分29秒
46位  337 E.ヴァンルーン(オランダ) 三菱L200(トライトン) 111時間05分34秒
49位  420 L.システルナ(アルゼンチン) 三菱パジェロ 114時間24分00秒

■ダカールラリー主催者サイト(順位やタイム、様々な情報を確認できます)
http://www.dakar.com/

■三菱自動車ダカールラリーWEBサイト アーカイブ
http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/j/archive.html