RAI - 539/1998年3月24日
株式会社ラリーアート


'98ミラージュカップ・関西シリーズ第1戦

三菱自動車ディーラーチーム参戦リポート



'98ミラージュカップ・関西シリーズ開幕戦が、ミラージュカップ・シリーズのトップをきって、3月21日(土)・22日(日)、三重県「鈴鹿サーキット」で開催されました。参加台数は、これまでの最多参加台数24台を大きく更新する過去最高の31台となりました。

予選には、29台が出走。路面コンディションは、ドライ。ポールポジションは、新岡山三菱自動車販売鰍フ森口慎吾選手で2分31秒483。そして、これまでTIサーキットでのTIチャレンヂカップに参戦していた中村浩二選手がミラージュカップ初参戦ながら2番グリッドを獲得。森口選手、中村選手のフロントロウ2台だけが2分31秒台を記録。以下、32秒台が2台、33秒台が6台続きました。今季から参戦の新岡山三菱自動車販売鰍フ石邨伸幸選手は、2分38秒009で21番グリッド。河南三菱自動車販売株口弘之選手は、前日練習時の他車との接触によるマシントラブルに悩まされ29番グリッドとなりました。

決勝は28台が出走、予選日と同様な天候で晴れ時々曇り。9時35分、今シーズン開幕戦の決勝スタート。森口選手、中村選手のスタートポジションキープで第1コーナーを通過。3番手以下を徐々に引き離し、早くも2台のデッドヒートが始まります。前半、森口選手は執拗に仕掛ける中村選手を抑えながらトップを死守しますが、7周目の第1コーナーで差され2番手に。続く8周目、9周目と接触しながら、互いにトップを奪い返し合う激しい展開になります。そして中村選手がトップで通過したファイナルラップ。2台並走になる接戦となりましたが、中村選手が森口選手の猛アタックを凌ぎきり、初参戦初優勝。シリーズチャンピオン奪還を狙う森口選手は惜しくも2位に。また、デビュー戦となった石邨選手は、5つポジションアップの16位完走。最後方29番グリッドからのスタートとなってしまった樋口選手も、マシンコンディションがほぼ戻り11台抜きの18位でゴールし、決勝レース中に最も順位を上げた選手に贈られる「ファルケン・パスアウォード」を受賞して、開幕戦を終えました。

■新岡山三菱自動車販売株式会社
チーム名 新岡山三菱モータースポーツクラブ
監督 長尾 憲治
マネージャー 川島 明子/中嶋 正恵
ドライバー 森口 慎吾/石邨 伸幸
レース結果 
■森口慎吾選手 決勝2位 予選1位■
シーズンオフには、森口選手自らのスポンサー活動により母校・岡山科学技術専門学校と開幕直前になって雑誌・スピードマインドRのスポンサーを獲得。そして予選では、ポールポジション獲得。今年の目標「シリーズチャンピオン奪還」(森口選手)に向けてまずは好発進。決勝、ポールポジションからトップを守りますが、「新たな強敵」(同)中村選手と一騎打ちのデッドヒートを展開。2番手に下がっても「第2コーナーのインが狙える」(同)と冷静にトップを奪いかえします。しかし、再度2番手からの第2コーナーではインを閉められ、最終シケインまでプッシュし続けましたが、惜しくも開幕戦2位となってしまいました。
■石邨伸幸選手 決勝16位 予選21位■
昨年までは、森口選手のメカニックとして参加していました。専門学校、会社と森口選手の後輩で、ドライバーとしても森口選手について行くことに。前日の練習時にエンジン不調だったため、載せ換えての予選は、2分38秒台の21番手。「練習では35秒台が出せていた」(石邨選手)だけにちょっとくやしそう。「まずはシングル目標」(同)との決勝、5台抜きの16位でゴール。初レース初完走の後は「最高でした」と笑顔を見せてくれました。
チームの概況
今シーズンに向けては「森口選手は、もちろん再びシリーズチャンピオンを目指し、石邨選手もどこまでいけるか楽しみです」と守屋業務部次長。参戦体勢は、ドライバーの一人が石邨選手に変わった以外は、ほぼ昨年までと同じ。また、「地元のタウン情報誌『どんぶら』とラジオ番組『ラブ・ミラージュ・イン・キャンパス』にも引き続き取り上げてもらう予定」(同)とメディアを通じてのPRを続ける意向が感じられます。今シーズンは、車両型式が違うためミラージュ・カープラザカップ・シリーズへの遠征・参戦計画は無く、関西シリーズに全力投球とのこと。毎戦上位を賑わす森口選手とデビュー年ながら練習時から森口選手に引っ張られる環境に恵まれた石邨選手の活躍で、チームは今年も活気に溢れています。

■河南三菱自動車販売株式会社
チーム名 河南三菱レーシングチーム
監    督 坂井 義隆
マネージャー 出丸 元裕
ドライバー 樋口 弘之
レース結果 決勝18位 予選29位
予選前日の練習走行中アクシデントからマシンバランスが最悪な状態に。予選後、「これから車両持出し申請して、会社まで持ち帰ってパーツ交換。全部直して来ます」と出丸マネージャー。決勝、「皆が、会社へ戻ってまで直してきてくれたのだから頑張ります。坂井常務からは、『15台は抜け』とのオーダーもでているし」と樋口選手。1台が出走出来なかったため実質28番手スタートから10台抜きの18位でフィニッシュ。「鈴鹿は得意なので、次戦こそ頑張ります」と語ってくれました。
チームの概況
「費用的に楽ではないけれど『3年目でやめるわけにはいかない』ので、今シーズンも全戦参戦します」と坂井常務。「今回は大変だったが、たまにはこんなことがあっても良い。土曜の昼すぎに(車両を直しに)戻ってからは、サービス全員で短時間のうちに仕上げました。すごく、意気込みが感じられました。また、今シーズンは3年目というひとつの区切り。レースでは常に15番以内を目指し、社内ではレース結果の速報FAXを拡大コピーで貼り出すなど社内広報に力を入れます」(同)と着実に参戦意義をフィードバックさせようとしています。


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