RAI - 554/1998年6月1日
株式会社ラリーアート


'98ミラージュ・カープラザカップ・シリーズ第2戦

中島千絵選手、大逆転で初優勝

〜14年目を迎えるミラージュカップの歴史の中で、初の女性ドライバーの優勝〜



5月30日(土)・31日(日)、'98ミラージュ・カープラザカップ・シリーズの第2戦が、富士スピードウェイにて開催されました。決勝出走台数30台、内完走は27台。第2戦を制したのは、ミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップ・シリーズにも参戦する女性ドライバー「オートバックスADVANコルト」中島千絵選手。中島選手は、ミラージュ・カープラザカップ・シリーズを経て、昨年はミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップ・シリーズへフル参戦。今年は両シリーズ掛け持ちで参戦する中、ミラージュカップ・シリーズ参戦4年目での初優勝、と同時に1985年に開始されたミラージュカップ14年の歴史の中で初めて、女性ドライバーとしての優勝を記録しました。2位には、ファイナルラップまで激しい接戦を展開した「リョーウン・ニチユミラージュ」岩岡直樹選手、3位には、「vAKO'S AXIAμコルト」新井薫選手が入りました。

30日(土)予選。雨上がりでレコードラインが乾きはじめた難しい路面コンディション。開幕戦の覇者、久保悟選手が1分56秒952で2戦連続のポールポジションを獲得。2番グリッド、ミラージュカップ・東北シリーズにも参戦、開幕戦で2位表彰台に上がったエド ムラサキ選手、3番グリッド荻原司選手と続き、4番グリッド横尾英則選手、5番グリッド中島選手までが1分57秒台を記録しました。

31日(日)、時折晴れ間の差す曇り空。朝からぞくぞくと観客が詰め掛ける中、決勝スタート。ポールポジションスタートの久保選手に好スタートのエド ムラサキ選手が並びかけますが、久保選手がトップを死守してサントリーコーナーへ。ここでエド ムラサキ選手は荻原選手と接触、ハーフスピンし順位を落とします。荻原選手はそのままリタイア。スタート直後から波乱となり、オープニングラップは久保選手、6番グリッドスタートの岩岡選手、中島選手の順番でコントロールラインを通過。2周目からレース中盤まで、久保選手と岩岡選手が、周回毎に順位を入れ替えるバトルを展開。3番手以下も、やや離れてはいるものの、トップ2台をめがけて各所で激しいバトルを展開します。レースも後半に入っての6周目、久保選手が若干抜け出しますが、岩岡選手、13番グリッドスタートの新井選手、再び盛り返してきたエド ムラサキ選手、徐々にペースを上げてきた中島選手が2番手グループに加わり始めます。そしてこの中から、まずエド ムラサキ選手がペースアップ、久保選手に襲いかかります。さらに岩岡選手が加わり3台テール・ツー・ノーズのままファイナルラップへ。そのまま3台が並んだ形でダンロップコーナーへ進入、互いに接触、絡み合うと、やや離れた4番手につけていた中島選手が最終コーナーで3台を一気にかわし初優勝のチェッカーフラッグ。2位には3台の中から抜け出した岩岡選手、3位にはファイナルラップで5番手を走行していた新井選手が、久保選手とエド ムラサキ選手をかわし入りました。中島選手は、'95年同シリーズ最終戦3位以来の表彰台が、うれしい初優勝。「3台から少し離れたのがかえってラッキーで初優勝できた。この賞金で次のミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップの鈴鹿戦にも出られる」と笑顔でさらなる意欲を語ってくれました。

【開催概要/結果】

  1. 開 催 日 5月30日(土)・31日(日)
  2. 開催場所 富士スピードウェイ
  3. 周 回 数 12周(53.6km)
  4. 参加台数 34台(内決勝レース出走台数30台)
  5. 観 客 数 41,900名(決勝当日)

6.決勝結果
順位 ドライバー 車   名 エントラント/チーム 予選順位
中島千絵 オートバックスADVANコルト ARTA with C'Sports Racing DIV
岩岡直樹 リョーウン・ニチユミラージュ リョーウンレーシング
新井 薫 WAKO'S AXIAμコルト AXIA SPORT 13
久保 悟 AG富沢トタル・群馬中央コルト オートガレージトミザワ
エド・ムラサキ RSオガワアドバンミラージュ RSオガワ
石塚ゆたか HavolineDLμCOLT TECHNICAL MATE
木下アキオ RSオガワADVANミラージュ RSオガワ
横尾英則 プロμBPスピマイRDLコルト RSファイン
高田拓実 ワコーズ・μ・アチーブコルト 高田拓実 11
10 小泉 学 ファルケンDオンザロードコルト DREAM ON THE ROAD 10
11 平塚淳志 コミックGT・ファルケンコルト DREAM ON THE ROAD 15
12 齋藤孝行 カサマRGアドバンBPコルト カサマレーシング 19
13 鷹野 寛 HavolineDLμCOLT TECHNICAL MATE 17
14 中川一重 ワコーズ・AXIAミラージュ ATS−BM 12
15 佐藤和徳 オートバックスYHスノココルト AXIA SPORTS with ARTA 16
16 湯浅好男 ウエタケADVANミラージュ 湯浅好男 29
17 戸塚やすひと 大新建設・ヒラノMSミラージュ 戸塚靖人 21
18 大竹 直 エイムイワクラ藤壺μDLコルト 大竹 直 26
19 谷貝昌彦 LUBROLENE MIRAGE 谷貝昌彦 14
20 柳本利恵 オートバックスミラージュ AXIA SPORTS with ARTA 25
21 島村雅之 埼玉コルトADVANミラージュ オンタイムレーシングチーム 24
22 子安俊也 FUNNYSTAFFミラージュ F.S.RACING PROJECT 27
23 市川 泰 ミラージュ 古賀 勝 18
24 名取則隆 CTオメガADVANミラージュ RSオガワ 22
25 増田義樹 三菱岡崎Jクラブミラージュ 増田義樹 25
26 肥沼邦和 RSロゴス BPミラージュ チーム ロゴス 23
27 堀川正継 横須賀三菱ADVANミラージュ 横須賀三菱モータースポーツクラブ 30
  小西和太 テクノサービス RSミラージュ 三菱自動車テクノサービスモータースポーツクラブ 28
  荻原 司 KTデザインNextJapan 荻原 司
  吉川賢一 オンタイム アドバンミラージュ オンタイムレーシングチーム
*ポールポジション 久保 悟選手 予選タイム 1分56秒952
*決勝ベストタイム エド ムラサキ選手 タイム 1分48秒998


7. 特別賞受賞者
アドバン・ベストラップ賞 エド ムラサキ選手 タイム 1分48秒998
ファルケン・パスアウォード 湯浅 好男選手(予選29位、決勝16位)
※決勝出走車の中で、レース中に最も順位を上げたドライバーに与えられる。

8.第2戦までのシリーズポイント
順位 ドライバー 車   名 ポイント
第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 合計
1 久保 悟 AG富沢トタル・群馬中央コルト 15 7       22
2 新井 薫 WAKO'S AXIAμコルト 12 9       21
3 中島千絵 オートバックスADVANコルト 2 15       17
4 エド ムラサキ RSオガワアドバンミラージュ 7 6       13
5 岩岡直樹 リョーウン・ニチユミラージュ   12       12
6 石塚ゆたか HavolineDLμCOLT 6 5       11
7 齋藤孝行 カサマRGアドバンBPコルト 9 1       10
8 大木よしお HARTメイト小山BPコルト 5         5
9 谷貝昌彦 LUBROLENE MIRAGE 4 1       5
9 木下アキオ RSオガワADVANミラージュ 1 4       5


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