RAI - 582/1998年8月25日 
株式会社ラリーアート 
 
 
 
1998「UAEデザートチャレンジ」

「PIAA三菱ディーラーチーム」派遣メカニック選考会
代表5名が決まる



三菱自動車販売協会ギャラン部会/株式会社ラリーアートでは、このほど、クロスカントリーラリー・'98FIAワールドカップシリーズ第8戦「UAEデザートチャレンジ」に、篠塚建次郎選手をドライバーとして三菱パジェロ・エボリューションで参戦する「PIAA三菱ディーラーチーム」の現地派遣メカニック5名を決定しました。

パジェロ取り扱いのギャラン系販売会社から5名のメカニックを選抜し、サービスクルーとして派遣する今回の「PIAA三菱ディーラーチーム」は、全国128社の三菱自動車ギャラン系販売会社の支援を受けて参戦するもので、このディーラーメカニック派遣は販売会社サービススタッフの技術向上と士気高揚を目的として、1993年より連続して実施。昨年の世界ラリー選手権(WRC)「ラリーオーストラリア(三菱ランサーディーラーチーム)」への派遣に続き、本年で6回目となります。

選考会は、去る8月20日(木)から22日(土)までの3日間、静岡県御殿場市の特設会場で行われました。篠塚選手も審査員に加わっての選考会には、全国の三菱自動車ギャラン系販売会社128社、約8,100名のサービススタッフの中から推薦、そして小論文などの書類審査を経て選抜された9地区13名の代表が参加。2泊3日のキャンプ合宿による生活対応の確認、体力、ドライビング、メンテナンス、面接などの審査により、5名のサービスクルーを決定しました。

審査初日は、コンパスを使用し規定時間内にチェックポイントを回るナビゲーションランニングと車両説明が行われ、夕食後には参加者全員が一人ずつ応募した動機、ラリーに役立つ特技や経験などのスピーチ、続いてこれまでの「三菱ランサーディーラーチーム」に参加したOBとの懇親会が行われました。第2日目は、早朝5時30分に起床。朝食前のアップダウンのあるコースをランニングする体力審査に始まり、午前中は一人ずつが5分間の制限時間内に故障箇所を発見するトラブルシューティング、現地での外国人チーフメカニックからの指示を想定した英語での聞き取り作業など本番さながらのメカニカル審査が行われました。午後からは、狭いサービスポイントでの車両の方向転換を想定したハンドル切り返しテクニックや精神的に焦らせた状況での車両操作、サービスカーからの工具の積み下ろし要領と機敏性、パイロンコースを走行するドライビング審査などが行われました。第3日目となる最終日の午前中は、個人単位のテクニック審査から一転してグループ単位で行う審査へ。リーダーシップや作業の確実性、各人の動きなどを3〜4人のグループ単位のトラブルシューティングによる審査。さらに選考会会場を本番ラリー会場と想定し、サービス地点への移動、準備、規定サービスの実行、撤収といった一連の流れの中で、チームワーク、リーダーシップ、作業の確実性、機敏性をみる審査が行われました。そして午後、審査結果が発表され派遣メカニック5名が決定。篠塚選手からの総評があり、選ばれた5名は決意を新たにしていました。
選ばれた5名は、9月24日(木)から25日(金)に、茨城県水海道市の北総三菱自動車販売(株)・オートスポーツランドHOKUSOで国内での最終研修を行った後、10月29日(木)に日本を出発。11月3日(火)から11月6日(金)までのラリーを終えて11月8日(日)に帰国の予定です。

 
《派遣されるメカニックのコメント》
國井 俊明(25歳) 山形三菱自動車販売(株)
自分の体力のなさが、はっきり形となって見えた。また、一緒に参加している人達が、ライバルであったり仲間であったり、とても複雑な気持ちだった。スタッフの方々の一言一言がとても励みになり、3日間を怪我なく終われた事に感謝している。
佐々木 寛介(23歳) 松本三菱自動車販売(株)
昨年経験して、感覚としてはわかったつもりだったが、昨年注意を受けた“大きな声を出す”ことができなかった。この選考会では、学生時代にクラスメートだった京都三菱自動車販売Mの日野君がいたことでリラックスできた。選考会は昨年同様、他の販社の方々と知り合うことができ、自分の世界が広がったような気がする。経験はまだ浅いがその経験を生かし、また、今回の経験を日頃の仕事にフィードバックできる様に努力していきたい。
田中 順司(27歳) 岐阜三菱自動車販売(株)
選考会2日目の晩に、「今回の参加者は飛び抜けた人がいない。元気、やる気が見えてこないし、人を蹴落としてでも選ばれたいという気持ちが伝わってこない」と聞き、もともと人から声が小さいといわれる自分は「このままでは落ちる」と思い、最終日には自分の気持ちが伝わるよう必死で声を出した。「(結果、)やればできる」という事がわかり、これからはいつでも大きな声ではきはきとできるように心掛ける。
日野 直基(23歳) 京都三菱自動車販売(株)
今回参加の松本三菱自動車販売M・佐々木君とは、学生時代の同期生で、「何としてでも二人でラリーに参加する」と心に決めてやってきたので、念願かなって人生最高の喜びを感じている。ラリーが始まるのは2ヵ月後。最年少で経験も浅いが、今日からできることはやって、本番に備えたい。
岩井原 賢(27歳) 九州三菱自動車販売(株)
短いようで長いような3日間だった。整備、体力、ドライビングテクニックについては、自分の実力を思い知らされた。選ばれた以上、己の体に磨きをかけるとともに、行った先(UAE)で、他の人の足、チームの足を引っ張らないまでにレベルを上げて参加するつもり。

【次席】石原 幸次郎(24歳) 姫路三菱自動車販売(株)


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