RAI - 592/1998年9月24日 
株式会社ラリーアート 
 
 
 
'98ミラージュカップ・関西シリーズ第5戦(最終戦)
三菱自動車ディーラーチーム参戦リポート
〜新岡山三菱自動車販売(株)・森口慎吾選手、3連勝でシリーズチャンピオンに〜



'98ミラージュカップ・関西シリーズ最終戦が、9月20日(日)、岡山県「TIサーキット英田」で開催されました。参加29台、予選・決勝への出走台数は28台。ワンデーレースとなった当日の天候は、晴れ。ドライコンディションの中、今シーズンを締めくくる熱戦が繰り広げられました。

第3戦・第4戦と2連勝し優勝2回、2位2回と全く互角の成績でシリーズポイントトップの中村浩二選手に並んだ新岡山三菱自動車販売(株)の森口慎吾選手が、3戦連続、今シーズン4回目のポールポジションを獲得。6番グリッドまでが森口選手から1秒以内と接近したタイム差となりました。前戦で2位となりシリーズポイントでトップに並ばれた中村(浩)選手は、今回も2列目4番グリッドスタートに。また、新岡山三菱自動車販売(株)の石邨伸幸選手が、今シーズンのベストグリッドとなる10番グリッドを獲得。河南三菱自動車販売(株)の樋口弘之選手は、17番グリッドを獲得。接近したタイム差で混雑が予想される中団からのスタートとなりました。

12時39分、最終戦の決勝スタート。ポールポジションの森口選手は、スタートで出遅れ3番手へと後退し、オープニングラップから中村(浩)選手と直接対決のバトルに。しかし、そのオープニングラップの裏ストレートで中村(浩)選手にミッショントラブルが発生し、そのままリタイア。直接対決は、あっけない幕切れに。さらに、トップを走行していた2番グリッドスタートの中村仁選手がスピン。森口選手は、2番手へポジションアップすると、替わってトップに立った山下宰史選手を追い上げ、中盤でついにトップに返り咲きます。そしてついに、後半の3戦を全て制すチェッカーフラッグ。2年ぶり2度目のシリーズチャンピオン確定を3連勝となる優勝で飾りました。一方、予選でついにトップ10に入ってきた石邨選手は、スタート良く2台をパス。その後、接触などもあり思うようにペースが上げられない状態となりましたが、コンスタントな走りで最高位の8位ゴールとなりました。また、樋口選手も中団スタート特有のオープニングラップの混雑をうまくクリアすると果敢に攻め、3つポジションアップの14位でゴールとなりました。


■新岡山三菱自動車販売株式会社■
チーム名 新岡山三菱モータースポーツクラブ
監督 長尾 憲治
マネージャー 川島 明子/中嶋 正恵
ドライバー 森口 慎吾/石邨 伸幸
レース結果
<森口慎吾選手 決勝1位 予選1位>
ポールポジションを獲得したものの、決勝のフォーメーションラップで若干のエンジン異常を感知。そしてそのままのスタートで出遅れ。シリーズ争いのライバル中村浩二選手の前となる3番手となってしまい、オープニングラップから直接対決に。しかし、2台並んで競っていた裏ストレートで中村(浩)がトラブルからリタイア。その後はトラブルを抱えながらも徐々に追い上げ、後半のTI戦全てをポールトゥウィンで制し3連勝。昨年奪われたシリーズタイトルをついに奪還。見事、2年ぶり2度目のシリーズタイトルを確定しました。

<石邨伸幸選手 決勝8位 予選10位>
なかなか実力を発揮できずに迎えた地元のTIサーキットでの最終戦。今回の予選では、実力を発揮し、ついにトップ10入り。そして決勝でも、好スタートをきり2台をパス。さらに追い上げようとしましたが、中盤の接触の影響もありその後はコンスタントに周回。初参戦の開幕戦で今シーズンの目標に掲げた「シングル目標」を見事に達成する8位ゴールで、最終戦を飾りました。

チームの概況
「今シーズン、森口選手はシーズンを通して思い通り戦えた。そして石邨選手も最後に(良い)結果が出せて良かった」とカープラザ花尻の守屋所長。そして、「最高の形でシーズンを締めくくれました」とカープラザ花尻に勤務する新岡山三菱モータースポーツクラブの勝田事務局長。「森口選手は、スタート前にエンジントラブルが発生したが事無きを得て、3連勝でシリーズチャンピオンを獲れたし、石邨選手も、練習時を入れてのベストタイムで予選トップ10入り。決勝でも目標のシングル完走を果たせて良かった。まだ白紙状態ですが、チャンピオンも獲れたことだし、来年もなんとかしたいですね」(同)と決して楽ではなかった今回の戦いを振り返りながら、来季に向けても意欲的なコメント。


■河南三菱自動車販売株式会社■
チーム名 河南三菱レーシングチーム
監督 坂井 義隆
マネージャー 出丸 元裕
ドライバー 樋口 弘之
レース結果決勝14位 予選17位
今シーズンは、「TI用のセッティングも徐々に決まってきた」(樋口選手)という状態ながら、なかなか結果を出せずに迎えた最終戦。今回の予選は、「クリアラップがとれなかった」(同)という状態ながらトップとの差が、1秒855。「皆、タイムが接近してきているので、クリアラップでもう少し前(のグリッド)を獲りたかった」という中団の17番グリッドスタート。決勝では、中団スタートの宿命ともいえる、スタート直後の第1コーナーの混乱を上手くかわしアタック開始。そして、2台をパスする果敢なレースを見せると14位でフィニッシュ。これで、参戦開始以来3年間一度もリタイア無しの全戦完走を果たし今シーズンを終了。
チームの概況
「決勝は、ここ数戦、課題のスタート直後の第1コーナーを上手くかわせた。そして、2台抜いて『さらなる追い上げ』を図るべき後半は、予選で少し周回しすぎていたので、タイヤがもたずに、後方車両を抑えるのに神経を使う結果となってしまった。今シーズン目標のトップ10に入れず残念だった」と樋口選手。月曜日には、広報担当の森井主任から社内にレース報告があり、また、報告を受けた坂井常務は、「『トップ10に入る』という結果を出せずに残念でした。3年連続全戦での完走というのは、普段から『性格的に堅実』という樋口選手の性格がレースにも出ているのでしょうね。樋口選手も頑張っているが、それにしても森井主任からの報告にもありましたが、予選は28台が4秒差内という全体的なレベルアップが凄いですね。社員も関心を持って聞くようになっています。今シーズンは『止めるわけにはいかない』と参戦を継続しましたが、来年についても、明るい兆しもあり、ミラージュの拡販につながる様前向きに考えています」と継続活動を力にすべく、参戦意欲はますます盛んです。


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