RAI - 603/1998年10月19日
株式会社ラリーアート


'98ミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップ・シリーズ第6戦(最終戦)
織戸学選手、波瀾の最終戦を制し、逆転で初のチャンピオン!

〜豪雨の中、シリーズポイント上位陣が相次いでコースアウトしリタイア〜


'98ミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップ・シリーズの第6戦(最終戦)は、10月17日(土)・18日(日)、台風10号の影響で大荒れの富士スピードウェイで開催されました。参加26台。決勝出走は、24台。決勝レースは、時折小雨模様にはなるものの、吹き付ける強い風と激しい雨の中、予定の周回数15周を11周に短縮して行われました。スタート直後からシリーズチャンピオン獲得の圏内にいる松浦俊之選手、「Kスタッフレーシングチーム」川崎俊英選手が相次いで1コーナーでコースアウト。2番グリッドスタートの「RACING PROJECT BANDOH」織戸学選手が、終始トップを快走し、今季2勝目。リタイアでノーポイントに終わった松浦選手を再逆転して、このシリーズ初のチャンピオンに輝きました。

17日(土)の予選は、雨。ポールポジションは、第4戦7位、第5戦4位とシリーズ後半になって上り調子の「ミュースポーツ」松田晃司選手。2番手は、その差0秒08、最終戦で逆転チャンピオンを狙うシリーズポイント2位の織戸選手。3番手に「ミュースポーツ」竹内純二選手、4番手「TEAM BRIDE」見並秀文選手、5番手にシリーズポイント3位の川崎選手と、ここまでが松田選手とおよそ0秒5の差。ポイント・トップに立つ松浦選手は、最終戦3位以内でチャンピオン獲得と優位に立ちながら苦しい7番グリッド。第5戦までシリーズポイント4位に付け上位陣の成績によっては、チャンピオンの可能性も残している「CALTEX Racing TEAM」吉田寿博選手は16番手。

明けて18日(日)の決勝は、前日にも増して強い風と横なぐりの雨という最悪のコンディション。スタート予定時刻を1時間近くも遅れ、周回数は4周短縮して11周に。一瞬止んだ雨が再び激しさを増した12時21分スタート。いきなりの波瀾。「気持ちが先へ行きすぎていた」という松浦選手が、1コーナーで飛び出しリタイア。東北、カープラザ、関西の3つのミラージュカップ・シリーズチャンピオンに輝き、インターナショナルで4つ目のシリーズチャンピオン獲得という期待もあっけなく潰えてしまいました。好スタートを決めた見並選手がダンロップコーナーでトップに立ち、それを織戸選手とポールポジション松田選手の順で追走。しかし、波瀾はこれで収まらず、2周目に入った1コーナーで見並選手がコースアウトし、最後尾に。さらに、スタートからひとつ順位を下げ、巻き返しを狙ってスパートにかかろうという川崎選手は、浅溝のレインタイヤが裏目に出て同じく1コーナーでコースアウトしクラッシュ。さらに、松本晴彦選手、玉本秀幸選手、渡辺明選手、吉富章選手等が次々と1コーナーを飛び出しクラッシュ。「松浦選手、川崎選手がリタイアしたのはすぐにわかった」という織戸選手は、2周目からトップに立つと早々と独走体制に。一方、「さすが」と観客を唸らせたのは、ベテランの果敢な走り。上位グループが脱落したとはいえ、9番グリッドから3位に順位を上げた「チームラリーアートピット岩槻」桂伸一選手。そして、19番グリッドからスタートした「チームイエローハット」小幡栄選手は、2周目までに9位にジャンプアップすると4周目を終わって4位に。しかし、その小幡選手も7周目に入った直後の1コーナーで痛恨のコースアウト。

初のシリーズチャンピオンに輝いた織戸選手は、昨年、チャンピオン獲得にもう一歩と迫りながら最終戦でミッショントラブルに泣いただけに、優勝した第2戦直前に生まれた赤ちゃんを抱き上げ「子供ができた時に勝って、今日は応援にきてくれて勝った。言うことなし」と満面の笑みで喜びを噛み締めていました。

【開催概要/結果】

  1. 開 催 日:10月17日(土)・18日(日)
  2. 開催場所:富士スピードウェイ
  3. 周 回 数:11周(49.17km)
  4. 参加台数:26台(内決勝レース出走台数24台)
  5. 観 客 数:18,800名(決勝当日)

6.決勝結果
順位 ドライバー 車   名 エントラント/チーム 予選順位
1 織戸 学 RS−Rミラージュ RACING PROJECT BANDOH 2
2 竹内純二 プロμBPファルケンミラージュ ミュースポーツ 3
3 桂 伸一 MOTULファルケン埼玉コルト チームラリーアートピット岩槻 9
4 増田芳信 avexgroup高島μコルト チームガレージアネックス 15
5 笠原昌二 avex・μ高島礼子YHコルト チームガレージアネックス 14
6 丸山あきら 三菱岡崎JクラブCMSCコルト 丸山晃 11
7 松井猛敏 サン通商KYBミラージュ 松井猛敏 17
8 木下隆之 三菱プーマミラージュ プーマレーシングチーム 13
9 市村秀明 オートバックスワークRYコルト WORK STATION MTG 22
10 碓井久彦 エンドレスアドバン ミラージュ ENDLESS SPORTS 12
11 切替隆喜 ISETAN Ron中谷塾コルト ISETAN’Ron&中谷塾 24
12 吉田寿博 Havoline Mirage CALTEX Racing TEAM 16
13 松田晃司 プロμBPダンロップミラージュ ミュースポーツ 1
14 伊藤勝一 RSオガワアドバンミラージュ RSオガワ 20
15 瀬在仁志 リョーインリック埼コミラージュ チームリョーインリック埼玉コルト 21
16 見並秀文 BRIDEアドバン・ミラージュ TEAM BRIDE 4
00 小幡 栄 イエローハット ミラージュ チーム イエローハット 9
00 井入宏之 AS・ウェスティン・ミラージュ 井入宏之 19
00 松本晴彦 DLμBPファイン松鈑コルト RS FINE 6
00 川崎俊英 オートランド山形ウェッズコルト Kスタッフレーシングチーム 5
00 渡辺 明 文祥堂 MIRAGE F.S.RACING PROJECT 10
00 玉本秀幸 ダッカムスアドバンミラージュ トップフィールド 8
00 吉富 章 ハートインハートルブミラージュ HEART in HEART RACING 18
00 松浦俊之 文祥堂DUNLOPハートコルト 松浦俊之 7
*ポールポジション 松田晃司選手 予選タイム2分01秒711
*決勝ベストタイム 織戸 学選手 タイム2分00秒362


7. 特別賞受賞者
アドバン・ベストラップ賞:織戸 学選手 タイム2分00秒362


8.'98シリーズポイント
順位 ドライバー 車   名 ポイント
第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 第6戦 合計
1 織戸 学 RS−Rミラージュ 9 15 12 0 1 15 52
2 松浦俊之 文祥堂DUNLOPハートコルト 4 9 4 12 15 0 44
3 川崎俊英 オートランド山形ウェッズコルト 15 1 2 15 1 0 34
4 吉田寿博 Havoline Mirage 7 0 15 7 0 1 30
5 玉本秀幸 ダッカムス アドバンミラージュ 5 12 1 1 9 0 28
6 笠原昌二 avex・μ高島礼子YHコルト 12 3 1 1 5 6 28
7 渡辺 明 文祥堂 MIRAGE 1 7 6 6 4 0 24
8 松本晴彦 DLμBPファイン松鈑コルト 3 0 3 5 12 0 23
9 増田芳信 avexgroup高島μコルト 6 1 1 1 3 7 19
10 吉富 章 ハートインハートルブミラージュ - - 9 9 0 0 18


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