RAI - 615/1998年11月23日
株式会社ラリーアート


'98三菱ワンメークレースシリーズ
伝統の大混戦あり、史上初の全勝あり、
全シリーズ話題豊富なシーズン

〜ディーラーチーム大活躍。東北・関西の2シリーズでチャンピオンに〜



今シーズンは、日本経済の不況が深刻化する状況下にも関わらず、総参加台数は、昨年の576台から596台へと3.5%増加し、'94年以来5年連続の台数増となりました。特に、ミラージュカップ・東北シリーズは、昨年の83台から131台、ミラージュカップ・関西シリーズは、113台から141台へと大幅な台数増となりました。また、ミラージュカップ・シリーズ史上初の全戦優勝や女性ドライバーの優勝など、話題豊富かつ盛況のうちに今シーズンの幕を閉じました。


■ミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップ・シリーズ
−2年連続新チャンピオン誕生。昨年の雪辱を果たした織戸学選手に初の栄冠−

'96年シーズンから採用されたCJ4A型ミラージュも3シーズン目を迎え熟成。今シーズンは、若手ドライバーの躍進が目覚しく、毎戦コンペティティブな手に汗握るレースが展開されました。最終戦には、今シーズンの勝者4人が、シリーズチャンピオンの座をかけて臨むという激戦となりました。また、“さすが”と唸らせたベテラン勢の猛烈な追い上げやクレバーなドライビングは、観衆を大いに沸かせました。

イコールコンディションの高さに定評のあるミラージュカップ・シリーズ。なかでも、ドライバーの顔ぶれとハイレベルな戦いぶりから、今シーズンも“まるで全日本選手権”といわれた同シリーズ。今シーズンは、昨年オープンした「ツインリンクもてぎ」という新たな舞台も加わり、例年にも増して熱い戦いが繰り広げられました。シリーズは、第2戦で初優勝した織戸学選手が、第6戦の最終戦で2勝目を挙げ、初めてシリーズチャンピオンに輝きました。織戸選手は、昨シーズン、シリーズポイントトップで迎えた最終戦でまさかのミッショントラブルに見舞われ、タイトルを逃しましたが、今シーズンは、その最終戦で優勝。7ポイント差を逆転してのチャンピオン獲得となりました。
シリーズ2位は、松浦俊之選手。松浦選手は、第2戦3位、第4戦2位、第5戦優勝と上位を賑わし、最終戦を前にシリーズポイントトップに立ち、ミラージュカップ・シリーズ全制覇となる4冠達成を目指しましたが、惜しくも悲願達成はなりませんでした。シリーズ3位は、昨年のシリーズチャンピオンで、織戸選手同様、開幕戦、第4戦とシーズン2勝を挙げた川崎俊英選手。シリーズ4位は、第3戦に5年ぶりの優勝を果たした吉田寿博選手。シリーズ5位には、第2戦2位、第5戦3位と2度表彰台に上がった玉本秀幸選手が入りました。


■ミラージュ・カープラザカップ・シリーズ
−CJ4A型ミラージュでの初シーズン。ミラージュカップ・シリーズ初の女性ウィナーが誕生−

このシリーズは、参戦初年度や2年目の若手とミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップ・シリーズ経験者との大激戦となりました。また、終盤の2戦がともに台風に見舞われ、決勝レースの延期や大荒れの天候の中でのレースなど、大混戦シリーズを象徴するかのような“熱い戦い”を関東のレースファンに魅せてくれました。このシリーズは、参戦初年度や2年目の若手とミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップ・シリーズ経験者との大激戦となりました。また、終盤の2戦がともに台風に見舞われ、決勝レースの延期や大荒れの天候の中でのレースなど、大混戦シリーズを象徴するかのような“熱い戦い”を関東のレースファンに魅せてくれました。

シリーズを制したのは、昨シーズン終盤から参戦し、参戦6戦目となった第5戦での初優勝をはじめ、2回の2位など常に上位争いを展開したエド・ムラサキ選手。シリーズ2位は、第1戦と第4戦を制し、ただ一人シーズン2勝を挙げた久保悟選手。久保選手は、'94年の同シリーズチャンピオンで昨年までミラージュ・インターナショナル・ラリーアートカップ・シリーズに参戦していました。シリーズ3位は、今シーズンが初参戦の新井薫選手。新井選手は、第3戦に初優勝し、参戦初年度から、最後までチャンピオン争いに加わる活躍を見せました。シリーズ4位は、第5戦の2位など、特に後半戦で上位争いに加わった横尾英則選手。そしてシリーズ5位には、第2戦において、ユ85年から開始されたミラージュカップ14年の歴史の中で初めて、女性ドライバーの優勝を記録した中島千絵選手が入りました。


■ミラージュカップ・東北シリーズ
−史上初の快挙達成。高橋しげる選手が、全勝で悲願のシリーズチャンピオンに−

毎年最終戦までチャンピオン争いがもつれこみ、大激戦が伝統のミラージュカップ・シリーズの歴史に、新たな1ページが刻み込まれたのが今年の同シリーズ。史上初の5戦全勝、しかも全戦ポールトゥウィンという離れ業をやってのけ、初のシリーズチャンピオンに輝いたのは、ディーラーチーム仙台三菱自動車販売(株)の高橋しげる選手。毎年最終戦までチャンピオン争いがもつれこみ、大激戦が伝統のミラージュカップ・シリーズの歴史に、新たな1ページが刻み込まれたのが今年の同シリーズ。史上初の5戦全勝、しかも全戦ポールトゥウィンという離れ業をやってのけ、初のシリーズチャンピオンに輝いたのは、ディーラーチーム仙台三菱自動車販売(株)の高橋しげる選手。

シーズン前半は、高橋選手が連勝を続けていたものの、カープラザカップ・シリーズにも参戦する強豪のエド・ムラサキ選手と昨年の同シリーズチャンピオン七海幸裕選手も2位や3位に入っており、“連勝”そして“全勝”と次第にプレッシャーのかかってくる後半戦には、厳しい展開も予想されました。しかし、2年連続シリーズ2位に終わってきた高橋選手は、その鬱憤をはらすかのようにこうしたプレッシャーを跳ね除け、見事、全戦ポールトゥウィンという偉業を成し遂げました。シリーズ2位は、カープラザカップのシリーズチャンピオンに輝いたエド・ムラサキ選手。エド・ムラサキ選手は、2シリーズにフル参戦し、同シリーズでは勝利こそ挙げられなかったものの、2位入賞3回という活躍ぶりでした。シリーズ3位は、七海選手となりました。


■ミラージュカップ・関西シリーズ
−3シーズン目に入り、延べ参加台数141台と増加。よりハイレベルな戦いを展開−

昨シーズンは、6選手がシリーズチャンピオンの権利を有して最終戦を迎えるという激戦を繰り広げた同シリーズ。今シーズンは、一昨年のシリーズチャンピオン・ディーラーチームの新岡山三菱自動車販売(株)・森口慎吾選手とミラージュカップ・シリーズ初参戦の中村浩二選手が、最終戦を前に優勝2回、2位2回ずつと全く互角の同ポイントという一騎打ちの激戦を見せました。

まず、鈴鹿サーキットで開催された開幕戦、第2戦と連勝したのは、中村選手。そして残る3戦は、いずれもTIサーキット戦。TIチャレンヂカップ出身の中村選手には、2連勝の勢いも併せると、より有利なシリーズ後半戦になるかと思われました。しかし、2戦連続2位となってきた森口選手が、第3戦でほぼ2年ぶりの優勝を果たすと、続く第4戦も制し連勝。この2戦で連続2位に入った中村選手と並んでシリーズポイントでトップに立ちました。そして残す最終戦を含めて、後半の3戦をいずれもポールトゥウィンで制した森口選手が、2年ぶり2度目の栄冠を手にしました。シリーズ3位には、最終戦での2位入賞をはじめ、ベテランらしい堅実なレースを展開した児島謙二選手が入りました。



1998年三菱ワンメークレースポイント表

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