RAI - 656/1999年7月6日
株式会社ラリーアート


'99全日本ラリー選手権四輪駆動部門第7戦
Cクラスのランサー・エボリューションVIが、1位〜3位を独占!
Bクラスのミラージュは、6戦全勝でチャンピオン確定!

〜Cクラスの奴田原文雄選手、4連勝でシリーズチャンピオンに王手。
BクラスのCMSC道北・鎌田豊選手は、2年連続パーフェクトチャンピオンを確定〜



 '99全日本ラリー選手権四輪駆動部門の第7戦「'99ノースアタックラリー」が、7月2日(金)を車検日に、そして7月3日(土)・4日(日)、北海道夕張市の「ホテル シューパロ」をスタート・ゴールに開催されました。参加は、3クラス合計49台。三菱勢は、Bクラスのミラージュ9台と、34台が参加したCクラスには、ランサー・エボリューションVIをはじめとするランサー・エボリューション勢15台が出場しました。夕張市をはじめ、勇払(ゆうふつ)郡厚真(あつま)町、穂別(ほべつ)町、占冠(しむかっぷ)村、沙流(さる)郡日高町などの町村にご理解をいただいた林道などを使用してのSS合計13本、SS総距離約94kmを含む総走行距離は、約427kmとなりました。今回は、SS1からSS9までの初日が朝から夜までの主に日中行われ、SS10からSS13までが翌日の朝から昼過ぎまで行われました。ラリー区間の減点は、早着1分につき60秒、遅着1分につき10秒加算のいわゆる「分計」。つまり正解時分の00秒より59秒までは減点0となり、それ以外は正解時分との差を分単位(秒単位切り捨て)で計算する方式となり、WRC同様ドライバーの技量によるSSでの所要時間勝負となりました。SSのコースは、すべてダート。最長15.13kmというSSをはじめ、低速から中速、高速コーナーといずれも北海道らしい変化に富んだダイナミックなコースで、「ラリー専用道路 夕張ドリームランド線」でのSS2本が、ギャラリーステージとして設定されました。今回のラリーでは、雨模様の天候に加えて難易度が高い過酷なコースに、コースアウトやマシントラブルなどが続出。3クラス合計49台中30台がリタイアするサバイバルラリーとなり、速さ、強さに加えて、いつにも増しての“マシンの信頼性”が問われる一戦となりました。

 Cクラス、ランサー・エボリューションVIを初投入した第4戦以来3連勝で、シリーズポイントトップに立った奴田原文雄選手。今回はSS1からトップタイムを記録し、スタートから好調なラリーを展開。シリーズ2位、3位につけるスバル・インプレッサ勢の綾部美津雄選手、西尾雄次郎選手は、SS4までにマシントラブルで相次いでリタイア。SS3まで2番手につけていた西尾選手に替わって浮上してきたランサー・エボリューションVIの石田正史選手とのトップ争いとなります。そして、奴田原選手にSS6でデフトラブルが発生。SS5から初日最後のSS9まで5連続SSトップタイムを叩き出した石田選手が、奴田原選手に1分21秒差をつけて初日をトップで終了しました。2日目に入ると、奴田原選手が最初のSS10からトップタイムを記録し追い上げますが、SS11を終わってその差は1分4秒。残るSSは、距離の短い2本のみ。しかし、勝利目前のSS12で、今度は石田選手に燃料系のトラブルが発生。同SSで石田選手を逆転した奴田原選手が4連勝を達成し、念願のシリーズ制覇に王手をかけました。奴田原選手は残る2戦の内、1回でも3位以内に入れば自力でチャンピオンを確定。1回でも優勝すれば、パーフェクトチャンピオン達成となります。また今回は、2位に石田選手、3位にもランサー・エボリューションVIの増村淳選手が入り、ランサー・エボリューションVIが上位3台を独占。速さに加えて、抜群の信頼性を発揮した一戦となりました。

 一方Bクラスは、ここまで5戦4勝と圧倒的な強さで、ベスト5戦が有効なシリーズ争いでの2年連続パーフェクトチャンピオンに王手をかけて臨んできたCMSC道北・ミラージュ鎌田豊選手。今回は、北海道ラリーチャンピオンシリーズで活躍中の木戸達三選手との一騎打ちとなりました。この全日本選手権の第2戦でも中盤までトップを走り、最終的に2位に入った木戸選手が、初日SS9本の内5本のSSトップタイムを記録。鎌田選手も4本のSSトップタイムで応酬し、初日を2秒差のトップで終了。そして2日目に入ると、鎌田選手が実力発揮。2日目のSS4本すべてでトップタイムを記録し、今シーズン5勝目。見事、2年連続3度目のシリーズチャンピオンを確定しました。また、ミラージュの連勝記録も、“47”とまた一つ更新しました。


【開催概要/結果】

  1. 開 催 日:7月2日(金)〜4日(日)※7月2日(金)は、車検日
  2. 開催場所:スタート・ゴール:北海道夕張市「ホテル シューパロ」
    全行程:約427km(内、SS総距離 約94km)
  3. 参加台数:全49台(内三菱車 24台)
  • Aクラス( 〜1000cc)6台
  • Bクラス(1001〜1600cc)9台(内、ミラージュ 9台)
  • Cクラス(1601cc〜)34台(内、ランサー 15台)
    ※ターボ付車両は、本来の排気量の1.4倍でクラス分けされる


4. 結果

Bクラス
順位 ドライバー/ナビゲーター 車   両 減   点
1 鎌田 豊/川村 知恵 ミラージュ 1:22:08
2 木戸 達三/渡辺 孝次 ミラージュ 1:22:31
3 関根 正人/加勢 直毅 ミラージュ 1:24:41
4 蒲池 光久/坂木 裕之 ミラージュ 1:26:35
Bクラスは完走4台

Cクラス
順位 ドライバー/ナビゲーター 車   両 減   点
1 奴田原文雄/小田切順之 ランサー・エボリューションVI 1:17:25
2 石田 正史/秋田 憲吾 ランサー・エボリューションVI 1:18:13
3 増村 淳/福村 幸則 ランサー・エボリューションVI 1:18:32
4 星野 博/石田 裕一 インプレッサ 1:18:52
5 菅野 正之/小久保昌巳 ランサー・エボリューションVI 1:18:57
6 石田 雅之/澤田 茂 セリカ 1:18:58
7 鴇崎 和義/馬場 裕之 ランサー・エボリューションVI 1:22:39
8 松井 孝夫/遠藤 彰 ランサー・エボリューションVI 1:24:18
9 高田 修/後藤 茂行 ランサー・エボリューションIII 1:25:08
10 川上 弘三/中村 智之 ランサー・エボリューションIII 1:26:41


5.第7戦までのポイントランク(全9戦中有効5戦)
Bクラス
順位 ドライバー 車  両 ポイント
第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 第6戦 第7戦 第8戦 第9戦 合計 有効
1 鎌田 豊(CMSC道北) ミラージュ 100 -

100 100 100 100 - - 500 500
2 鷹野健太郎(CMSC道北) ミラージュ 35 - 50 70 50 - - - 205 205
3 関根 正人 ミラージュ - 100 0 0 - 50 - - 150 150
4 木戸 達三 ミラージュ - 70 - - - 70 0 - 140 140
5 廣川 慎一 ミラージュ - - 70 50 10 - - 0 130 130
6 入沢 文彦 ミラージュ 50 - - - 70 - 0 - 120 120
7 須沢 光夫 ミラージュ 70 10 0 0 18 0 - - 98 98
8 小田切 真 ミラージュ - - 35 25 13 - - - 73 73
8 蒲池 光久 ミラージュ - - - 13 25 35 0 - 73 73
10 池田 悦子 インプレッサ - - 25 35 - - - - 60 60

Cクラス
順位 ドライバー 車   両 ポイント
第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 第6戦 第7戦 第8戦 第9戦 合計 有効
1 奴田原文雄 ランサー - 50 - 100 100 100 100 - - 450 450
2 綾部美津雄 インプレッサ 100 35 100 50 35 - - - - 320 320
3 西尾雄次郎 インプレッサ - 100 - 70 70 70 - - - 310 310
4 石田 正史 ランサー 70 70 - 25 - - 70 - 0 235 235
5 田口 幸宏(CMSC埼玉) ランサー 35 - - 13 50 35 - - - 133 133
6 石田 雅之 セリカ 25 - 70 - - - 18 - - 113 113
7 大嶋 治夫 インプレッサ - 10 - 35 18 50 - - - 113 113
8 勝田 範彦 インプレッサ - 25 - 18 25 25 - - - 93 93
9 柳澤 宏至 インプレッサ 50 7 - 10 13 - - - - 80 80
10 増村 淳 ランサー 13 - - - - 13 50 - - 76 76
〈ポイントは、1位−100、2位−70、3位−50、4位−35、5位−25、6位−18、7位−13、8位−10、9位−7、10位−5、11位以下−0〉


6.今後のスケジュール

-- 日 程 大 会 名 開 催 地
第8戦 9月 4日(土)〜 5日(日) '99 RALLY in Akaigawa 北海道
第9戦 10月16日(土)〜17日(日) 第26回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 岐阜・長野


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