RAI - 669/1999年9月7日
株式会社ラリーアート


'99全日本ラリー選手権四輪駆動部門第8戦
Cクラスのランサー・エボリューションVI、
パーフェクトチャンピオンに!

無敵を誇るBクラスのミラージュは、7戦全勝!

〜Cクラスの奴田原文雄選手、史上初の5連勝でシリーズチャンピオンを獲得〜


 '99全日本ラリー選手権四輪駆動部門の第8戦「'99 RALLY in Akaigawa」が、9月4日(土)・5日(日)、北海道余市郡赤井川村の「キロロリゾート」をスタート・ゴールに開催されました。参加は、3クラス合計43台。三菱勢は、Bクラスの参加全車となるミラージュ10台と、28台が参加したCクラスには、ランサー・エボリューションVIをはじめとするランサー・エボリューション勢13台が出場しました。総走行距離は、すべてダートのSS合計11本、SS総距離約107kmを含む3ステージ、約362km。天候は、第1日目の4日が晴れのち曇り、第2日目の翌5日は晴れとなりました。今回は、両日とも日中行なわれるデイステージのラリー。また、ラリー区間の減点が、早着1分につき60秒、遅着1分につき10秒加算のいわゆる「分計」で行われ、WRC同様ドライバーの技量が問われるSS勝負となりました。最長約20kmのSSを含み、合計100kmを超えたSSコースは、北海道らしいダイナミックかつハイスピードな設定。緩やかなアップダウンとコーナーが続く林道は、硬質ダートと浮き砂利が入り交じり、ハイスピードながら幅が狭く、コース脇を熊笹や草木に囲まれ、見通しがあまり良くない状態。そしてこの長くハイスピードな今回のラリーでは、リタイアする車両が相次ぎ、完走を果たしたのは、わずか19台となりました。

 Cクラスの奴田原文雄選手は、ランサー・エボリューションVIを初投入した第4戦以来前戦まで4連勝。奴田原選手にとっては、今回を含め残る2戦の内1回でも3位以内に入れば自力でシリーズチャンピオンを確定でき、しかも1回でも優勝すれば、パーフェクトチャンピオンを達成することになる大事な一戦。奴田原選手はプレッシャーを感じさせない走りで、今回もSS1からトップタイムを記録すると、第1ステージのSS5本全てでトップタイムを記録。第1ステージ終了時点で2番手につけたスバル・インプレッサの西尾雄次郎選手に早くも28秒差をつけます。逆転チャンピオンを狙うには、とにかく優勝するしかないインプレッサ綾部美津雄選手は、第1ステージ終了時点で51秒差の4番手。そして迎えた続く第2ステージ、SS7ゴール後に綾部選手はエンジントラブルによりリタイアを喫し、この時点で奴田原選手のシリーズチャンピオンが確定。奴田原選手は第2ステージを抑えぎみに走りましたが同ステージもトップで終了。2番手西尾選手は、最終第3ステージに入り追い上げを図りますが、SS10でパワーステアリングにトラブルを発生。結果、その差を1分24秒にまで広げた奴田原選手が堂々の5連勝を達成。1993年(Bクラス・ミラージュ)以来、2度目となる全日本ラリー選手権のシリーズチャンピオン※を優勝で飾り、有効5戦におけるパーフェクトチャンピオンも達成しました。
 SS総距離が約94kmとなった前戦、そして100kmを超えた今回と、SSの距離が長くなればなるほど、人と車の耐久性が問われる戦いにおいて、奴田原選手はもちろん、ランサー・エボリューションVIは抜群の信頼性を発揮しました。三菱勢は、前戦でパーフェクトチャンピオンを達成したBクラスのCMSC道北・ミラージュ鎌田豊選手と並んで見事、2クラスでパーフェクトチャンピオンを達成しました。 同クラスでの三菱車のチャンピオン獲得は、'94年のランサー・エボリューションII以来5年ぶり。また、同クラス('79〜'83はBクラス)での5連勝は、'79年に開始された同選手権史上初となりました。
※全日本選手権チャンピオンの公式発表は、12月に予定されているJAF表彰式で行なわれます。

 一方Bクラスでは、前述の通りすでにチャンピオンを確定している鎌田選手が、今シーズン6勝目をかけて臨みましたが、今回は第1ステージのSS2で足回りを岩にヒットし、いきなりリタイア。SSトップタイムこそ無かったものの安定した速さを発揮した入沢文彦選手が、第1ステージをトップで終了。そして、第2ステージに入るとCMSC道北の鷹野健太郎選手が入沢選手を逆転し、そのまま第3ステージ最終SSを迎えましたが、ここでハーフスピン。エンジンが止まってしまい大きくタイムロス。結果、第3ステージのSS3本すべてでトップタイムを記録し追い上げた入沢選手が、鷹野選手を再逆転し優勝。ミラージュの連勝記録は、“48”となりました。


【開催概要/結果】

  1. 開 催 日:9月4日(土)〜5日(日)
  2. 開催場所:スタート・ゴール:北海道余市郡赤井川村「キロロリゾート」
    全行程:約362km(内、SS総距離 約107km)
  3. 参加台数:全43台(内三菱車 23台)
  • Aクラス( 〜1000cc)5台
  • Bクラス(1001〜1600cc)10台(内、ミラージュ10台)
  • Cクラス(1601〜 )28台(内、ランサー 13台)
    ※ターボ付車両は、本来の排気量の1.4倍でクラス分けされる


4. 結果

Bクラス
順位 ドライバー/ナビゲーター 車   両 減点※
1 入沢 文彦/瀧ヶ平宜昭 ミラージュ 1:39:53
2 鷹野健太郎/宮城 孝仁 ミラージュ 1:40:34
3 蒲池 光久/坂木 裕之 ミラージュ 1:42:30
4 小田切 真/佐藤 忠宜 ミラージュ 1:43:10
Bクラスは完走4台

Cクラス
順位 ドライバー/ナビゲーター 車   両 減点※
1 奴田原文雄/小田切順之 ランサー・エボリューションVI 1:29:13
2 西尾雄次郎/山口 顕子 インプレッサ 1:30:37
3 柳沢 宏至/美細津 正 インプレッサ 1:31:01
4 田口 幸宏/田口 雅生 ランサー・エボリューションVI 1:31:27
5 大庭 誠介/斉藤 哲史 ランサー・エボリューションV 1:32:00
6 石田 雅之/澤田 茂 セリカ 1:32:11
7 増村 淳/福村 幸則 ランサー・エボリューションVI 1:32:32
8 星野 博/高橋 浩子 インプレッサ 1:32:41
9 福永 修/船越 潤 インプレッサ 1:35:08
10 鴇崎 和義/佐藤 博史 ランサー・エボリューションVI 1:35:11


5.第8戦までのポイントランク(全9戦中有効5戦)
Bクラス
順位 ドライバー 車  両 ポイント
第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 第6戦 第7戦 第8戦 第9戦 合計 有効
1 鎌田 豊
(CMSC道北)
ミラージュ 100 -

100 100 100 100 - - 500 500
2 鷹野健太郎
(CMSC道北)
ミラージュ 35 - 50 70 50 - 70 - 275 275
3 入沢 文彦 ミラージュ 50 - - - 70 - 100 - 220 220
4
関根 正人
ミラージュ - 100 0 0 - 50 - - 150 150
5 木戸 達三 ミラージュ - 70 - - - 70 0 - 140 140
6 廣川 慎一 ミラージュ - - 70 50 10 - - 0 130 130
7 蒲池 光久 ミラージュ - - - 13 25 35 50 - 123 123
8 小田切 真 ミラージュ - - 35 25 13 - 35 - 108 108
9 須沢 光夫 ミラージュ 70 10 0 0 18 0 - - 98 98
10 池田 悦子 インプレッサ - - 25 35 - - - - 60 60

Cクラス
順位 ドライバー 車両 ポイント
第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 第6戦 第7戦 第8戦 第9戦 合計 有効
1 奴田原文雄 ランサー - 50 - 100 100 100 100 100 - 550 500
2 西尾雄次郎 インプレッサ - 100 - 70 70 70 - 70 - 380 380
3 綾部美津雄 インプレッサ 100 35 100 50 35 - - - - 320 320
4 石田 正史 ランサー 70 70 - 25 - - 70 - 0 235 235
5 田口 幸宏
(CMSC埼玉)
ランサー 35 - - 13 50 35 - 35 - 168 168
6 石田 雅之 セリカ 25 - 70 - - - 18 18 - 131 131
7 柳澤 宏至 インプレッサ 50 7 - 10 13 - - 50 - 130 130
8 大嶋 治夫 インプレッサ - 10 - 35 18 50 - - - 113 113
9 勝田 範彦 インプレッサ - 25 - 18 25 25 - - - 93 93
10 増村 淳 ランサー 13 - - - - 13 50 13 - 89 89
〈ポイントは、1位−100、2位−70、3位−50、4位−35、5位−25、6位−18、7位−13、8位−10、9位−7、10位−5、11位以下−0〉


6.今後のスケジュール

-- 日 程 大 会 名 開 催 地
第9戦 10月16日(土)〜17日(日) 第26回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 岐阜・長野


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