RALLIART

RAI - 746/2000年10月4日
株式会社ラリーアート

- 参考資料 -
FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップシリーズ

FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップシリーズは、それまで個々で開催されていたクロスカントリーラリー・イベントを統合し、ワールドカップとして1993年から開催されているシリーズをいう。同選手権で最も知名度の高いパリ〜ダカールラリーを頂点として毎年、年間7〜9戦が開催される。クロスカントリーラリーは広大な砂漠や山岳地帯といった過酷な条件下で行なわれ、その舞台はアフリカ、ヨーロッパ、ロシア、オーストラリア、中近東、南米など全世界に及んでいる、また、競技距離、日数も約800km〜約10,000km、1日〜2週間とさまざまで数カ国を通過して行なわれるラリーもある。2000 年シーズンはパリダカをはじめとしてアフリカ、ヨーロッパ、中近東、南米を舞台に全9戦が開催される。同ワールドカップは、マニュファクチャラーズ、ドライバーズ、コ・ドライバーズ、マラソン・トロフィー・マニュファクチャラーズカップ、マラソン・トロフィー・ドライバーズカップ、2輪駆動部門マニュファクチャラーズカップ、2輪駆動部門ドライバーズカップの7種類の選手権で構成されている。競技は、ドライバーズカップ、コ・ドライバーズカップについては出場した全ドライバーを対象、マニュファクチャラーズカップはT1、T2車両を、マラソン・トロフィーはT1マランソン・クラスのドライバーと車両を対象として行なわれる。

●各ラリーは競技距離、日数などに応じて下記の3種類に分類される。

1)マラソン・クロスカントリーラリー:
総走行距離が少なくとも10,000kmに達し、競技日数は最長31日で開催されるラリー。2000年シーズンではパリ〜ダカールラリー(セネガル/マリ/リビア/エジプト他)が該当する。

2)クロスカントリーラリー:
総走行距離が少なくとも800kmで、1カ所のレグ距離が500km以下で開催されるラリー。チュニジアラリー(フランス/チュニジア/リビア)、モロッコラリー(モロッコ)、マスターラリー(フランス/ドイツ/トルコ他)、ポー・ラス・パンパスラリー(アルゼンチン)、UAEデザート・チャレンジ(アラブ首長国連邦)が該当する。

3)バハ・クロスカントリーラリー:
競技が1日もしくは2日で開催されるラリー。1日の場合は最長800km、2日の場合は最長1200kmで行なわれる。イタリアン・バハ(イタリア)、バハ・テレセル2000(ポルトガル)、バハ・エスパニア(スペイン)が該当する。

●競技車両の分類(四輪車両)
1)T1
市販車無改造車両。連続する12カ月間に1,000台以上生産されたFIAグループT公認車両をベースとする。改造範囲は狭く、ロールバーなど安全装備の設置や各部位の補強程度しか車両の改造は認められていない。エンジンはガソリン・ターボ禁止。また、競技中にパーツの交換が許されないT1車両をT1マラソン車両として区別されている。

2)T2
市販車改造車両。連続する12カ月間に1,000台以上生産されたFIAグループT公認車両をベースとする。エンジンはベース車両のものだけでなく、同一メーカーのグループTならびにグループA公認エンジンの使用も認められている。ただし、ガソリン・ターボは禁止。サスペンションはベース車両のサスペンション形式を変更してはならない。また、駆動方式の変更も認められない。

3)T3
プロトタイプ車両。T1、T2車両のようなベース公認車両を必要とせず、ベース公認車両がある場合もベースからの大幅な改造が認められている。規定上、排気量別の最低重量制限はあるが、T2やT1に比べかなり軽量なマシンにすることができる。エンジンもガソリンターボは禁止されているが、グループA、B、T1、GT2公認エンジンであれば、その使用に制限はない。自動車メーカー製作によるT3車両は出場が認められていない。


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